松山英樹ら日本勢4人出場 マキロイが過去4勝のコースでメジャー連勝へ
◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前情報◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)
ロリー・マキロイ(北アイルランド)のキャリアグランドスラム達成から約1カ月、男子メジャーは「マスターズ」に続く第2戦が15日(木)に開幕する。全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)主催のプロゴルファー世界一決定戦。156人が勝者の証・ワナメーカートロフィー獲得をかけてティオフする。
2025年の会場はノースカロライナ州のクエイルホロークラブ。シャーロットの名門コースは昨年までPGAツアー「ウェルズファーゴ選手権」(現トゥルーイスト選手権)をホストしてきた。同大会でマキロイは通算4勝(2010、15、21、24年)。メジャー連勝に向けた好材料と言って間違いない。
大会連覇を目指すザンダー・シャウフェレは昨年、ケンタッキー州バルハラGCでメジャー初優勝を飾り、同年7月の「全英オープン」制覇にも繋げた。肋間筋の故障で1月から約2カ月の離脱を強いられた今季はマスターズで8位フィニッシュ。復調傾向にある。
世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーも2週前の「ザ・CJカップ」で今季初勝利を飾り、いよいよエンジンがかかってきた。クエイルホロークラブでの前回大会、2017年にメジャー初制覇に成功したジャスティン・トーマスは4月「RBCヘリテージ」で3年ぶりの復活優勝をマークしている。
その17年大会で最終日に逆転負けしたのが当時25歳の松山英樹だった。単独首位で迎えたサンデーバックナインで同じ組のトーマスに逆転負け。メジャー初制覇を逃して5位に終わり、ホールアウト後に涙を流した。マスターズチャンピオンの称号を手にしてリベンジマッチに挑む。日本勢は他に4回目の出場となる金谷拓実、昨年初出場で18位に入った久常涼、同じく2年連続出場の中島啓太がフィールド入りした。
LIVゴルフからは前年大会2位のブライソン・デシャンボー、全米プロ3勝(2018、19、23年)のブルックス・ケプカら16人が出場資格を得た。また、全米プロゴルフ協会に所属する2万9000人のクラブプロ(ティーチングプロなど)から、ことしも20人がツアープレーヤーと同じ大舞台に立つ。クエイルホロークラブの難所は16番からの上がり3ホール。通称“グリーンマイル”のその先に栄光がある。
<主な出場予定選手> ザンダー・シャウフェレ、ルドビグ・オーベリ、ジェイソン・デイ、ブライソン・デシャンボー、トミー・フリートウッド、セルヒオ・ガルシア、久常涼、ビクトル・ホブラン、ダスティン・ジョンソン、金谷拓実、ブルックス・ケプカ、松山英樹、ロリー・マキロイ、フィル・ミケルソン、中島啓太、ジョン・ラーム、スコッティ・シェフラー、ジャスティン・トーマス