AIバブルは次のステージへ?“半導体の次”に注目すべきセクターとは(りりな)

りりな主婦投資家

こんにちは。家計管理と投資で最強ママになりたい、りりなです。

生成AIの進化が止まりませんね。

ChatGPTの登場を皮切りに、今やあらゆる業界でAIの活用が進んでおり、いわゆる「AIバブル」の波が私たちの投資先にも大きな影響を与えています。

2023年〜2024年にかけては、特にAI関連銘柄が急騰する場面も多く、「どの銘柄を持っていたか」で運用成果が大きく変わった方も多いのではないでしょうか。そして投資という観点だけでなく、日々の生活にもAIが溶け込んでくるなど、AIがより身近になっていることを体感している方も多いのではないでしょうか?

では、このAIバブル、今後はどうなっていくのでしょうか。私の個人的な考えをお話ししていこうと思います。

※本記事は株価の上昇や価格の動向を示唆・確約するものではありません。投資判断は必ずご自身でしていただくようお願いします。

◆AIバブル初期は「半導体フェーズ」

AIの進化を支える基盤として、まず恩恵を受けたのが半導体セクターです。GPUなどの処理能力が求められる中で、特定の半導体メーカーに資金が集中し、株価が急騰しました。

とくに生成AIモデルを開発・運用するには、大量の計算リソースが必要になるため、「AIを支える基礎インフラ=半導体」という構図がありましたね。

この「半導体フェーズ」では、

  • ハードウェア関連企業
  • データセンター向けの機器メーカー

などが、市場の主役となっていたのです。

◆次の注目は「ソフトウェア・ビッグテックフェーズ」?

しかし、AI技術が急速に社会実装される中で、相場の注目は次のフェーズに移り始めていると感じます。それが、ソフトウェア・ビッグテックフェーズです。

AIを使ったサービスやプロダクトを実際に展開していく企業、つまりAIを“使いこなす”側の企業に注目が集まりつつあるのではないだろうか、ということです。

たとえば、

  • AIを搭載したソフトウェアを開発する企業
  • ビジネス現場にAIを実装するクラウドベンダー
  • AIによる業務効率化を進めるSaaS企業

こうしたAIのユーザー側に立つ企業が、今後の主役となる可能性があるのです。投資家としては、ただ技術を「支える企業」だけでなく、その技術を活用して価値を生む企業にも目を向けていくことが大切だと感じています。

◆新しい技術は「気づいたときには当たり前」になっている

AIに限らず、新しい技術というのは「気づいたときには当たり前」になっているものです。たとえば、スマートフォンやキャッシュレス決済も、十数年前には一部の人が使っていた技術でしたが、今では誰もが日常的に使っていますよね。むしろ、ひと世代前の携帯電話は「ガラケー」と呼ばれ、なかなか街中で使っている人を見なくなりました。

AIも同じで、今後ますます空気のように周りに溶け込み、当たり前のように使われる存在になっていく可能性は十分にあると思っています。

すでに世間一般の人たちのスマホの中にはChatGPTが入っていたり、SNSを見てもAI生成コンテンツを当たり前のように目にしていることから考えると、ごく普通の時代の流れとも言えるかもしれません。

そしてその時代の流れに逆らわず、うまく波に先に乗っていくことが、これからの投資判断では重要なポイントになると、私は思っています。

◆おわりに

「AIバブルはもう終わった」と言う声も聞かれますが、視点を変えると「フェーズが変わっただけ」という見方もできます。

半導体から、ソフトウェアへ。基盤を支えるハード提供企業から、価値を生み出すユーザー企業へ。

うまく資産運用をしてお金を増やしていくためには、次の波を見極める力も必要です。今までの当たり前にとらわれずに新たな視点で銘柄をチェックしていくことが、次の波に乗るためのヒントになるかもしれません。今後の情報にも注目していきたいですね。

主婦投資家

東京都内で夫と令和3年1月に生まれた男の子と暮らしている元低収入女子の30代主婦。結婚5年目で総資産3000万円を突破。主婦でもできる投資の心得や家計管理について、楽しく賢くお金を増やす方法をInstagramやYouTube、ブログなどで発信中~

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