キレてドライバーぶん投げ看板直撃 全米オープン王者が謝罪「感情に流された」

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7626yd(パー71)

前週のメジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」のラウンド中、ミスショットの後に1Wを投げつけたウィンダム・クラークが謝罪した。19日に自身のSNSで「自分の行動はひどいもので、不適切そのものだった」と投稿した。

クラークは大会最終日の後半16番で、ティショットを右サイドに曲げフェアウェイバンカーに入れた。フラストレーションが爆発し、握っていた1Wをその場で後方に投げつけると、クラブはスポンサーボードを直撃して破損。看板に描かれていた大会スポンサーの米通信大手・Tモバイル社のロゴに穴をあけた。Tモバイルはクラーク自身のスポンサーでもある。周辺はギャラリーの立ち入り禁止エリアで、けが人こそ出なかったが、近くに打球の行方を知らせるボランティアスタッフがいた。

🚨🗡️🤬 #WATCH — Wyndham Clark broke his driver w/ a violent outburst at the PGA. Marshall (@CMDeiulio11) who was standing nearby took to X: “I'm the Marshall holding the flag. Scared me to death.” T-Mobile signage was broken, a company who sponsors Clark. pic.twitter.com/ksKbrFCQlw

— NUCLR GOLF (@NUCLRGOLF) 2025年5月19日

「74」で通算4オーバーの50位で終えたクラークは、問題行動の翌日に「きのうの16番での自分の振る舞いを心から謝罪したい。イライラが爆発した時も私たちはプロであり続けないといけないが、残念ながら私は感情に流されてしまった。改善しなければいけないことは明らか。心からお詫びします。コースでフラストレーションがたまった際に行動を改善することを約束します皆さんが許してくれることを願います」と記した。

クラークはPGAツアー通算3勝。2023年にカリフォルニア州ロサンゼルスCCで行われた「全米オープン」でメジャー初制覇を飾った。

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