スイッチ2のキーカード「任天堂開発タイトルに利用する計画はない」ことが明らかに。あくまでサードパーティーのゲームを呼び込むための取り組み
Nintendo UKは海外メディアNintendo Lifeからの質問を受けて、ニンテンドースイッチ2のキーカードについて「任天堂開発タイトルに利用する計画はない」とアナウンスしました。現地時間5月16日にNintendo of Americaの社長ダグ・バウザー氏が海外メディアIGNに対して語った内容を受けてのことです。
ニンテンドースイッチ2のキーカード
公式サイト「キーカードについて」よりニンテンドースイッチ2ではパッケージ版ソフトの新たな形式としてキーカードが登場します。ソフトを起動するための「キー(鍵)」のみが保存されたゲームカードであるキーカード形式のパッケージ版では、初回プレイ前にソフト本編のデータをダウンロードが必要です。
現地時間5月16日に海外メディアIGNが公開した記事ではNintendo of America(米任天堂)の社長ダグ・バウザー氏がこのキーカードについて言及。パッケージ版が重要なビジネスであり小売店との関係を大切にしているとの立場が示されるとともに、キーカードはサードパーティのパブリッシャーがより容量の大きなゲームをニンテンドースイッチ2に提供できるようにするものだと述べられていました。
任天堂開発タイトルでは計画なし
キーカードについてはNightdive StudiosのCEOがゲーム保存派・物理派の立場から「少し落胆している」と話したことも伝えられていましたが、上記IGN記事を受けて海外メディアNintendo LifeがNintendo UKに「マリオ、リンク、サムスの今後の作品でも同じアプローチ(キーカードの採用)がとられるのか?」と質問していました。
それに対して同社は「現時点では任天堂開発タイトルにキーカードを利用する計画はない」と明言。バウザー氏の発言にあった通り、キーカードはサードパーティ向けのものであり、当面の間はファーストパーティタイトルは単体で完結した物理パッケージ版が用意されるようです。
《ライター:いわし,編集:宮崎 紘輔》