柏原明日架が涙の6年ぶり3勝目 「長かった。コロナ、無観客、自分にも色々あった」
◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日(17日)◇軽井沢72G北コース(長野)◇6625yd(パー72)◇晴れ(観衆2990人)
首位タイから出た柏原明日架が通算14アンダーとし、2019年「マスターズGCレディース」から6年ぶりとなるツアー3勝目を挙げた。21年「大王製紙エリエールレディス」(2位)以来となった最終日最終組で、4バーディ「68」でプレー。激しい伸ばし合いの中、終盤16番(パー5)でバーディを奪い、単独首位に浮上。同じく首位スタートのルーキー寺岡沙弥香を1打差で振り切り、タイトルを手にした。
優勝インタビューで「3勝目(まで)が長かった。コロナがあったり、無観客の大会があったり、自分自身にも色々ありました」と振り返り、「父が来て、初めて目の前で優勝を見せられた…。それが優勝できた理由だと思います」と涙をぬぐった。
寺岡が通算13アンダー2位。11アンダー3位に金澤志奈とペ・ソンウ(韓国)。10アンダー5位に菅楓華、天本ハルカ、仲村果乃が並んだ。
福岡第一高1年で15歳のアマチュア廣吉優梨菜は4アンダー30位からこの日のベストスコアタイ「67」をマークし、10人が並ぶ9アンダー8位に入った。
NEC所属の安田祐香は通算5アンダー32位。メルセデスランキング1位の佐久間朱莉は4アンダー40位で終えた。
<最終成績> 優勝/-14/柏原明日架 2/-13/寺岡沙弥香 3T/-11/ペ・ソンウ、仲村果乃 5T/-10/菅楓華、天本ハルカ、仲村果乃 8T/-9/鈴木愛、尾関彩美悠、ささきしょうこ、山城奈々、阿部未悠、石川明日香、都玲華、川岸史果、藤田さいき、廣吉優梨菜(アマ)