GPT-5で「年収1500万円」のパッシブインカムを得る、たった2つのChatGPTプロンプト(Forbes JAPAN)

2025年、クリエイターエコノミーは爆発的に拡大している。 事実、クリエイターとしてパッシブインカム(受動的収入)型のビジネスを構築するのに今年ほど良い時期はない。特に、ChatGPTの新モデル「GPT-5」のようなAIツールが使える今ならなおさらだ。AIツールを正しく使用することで、フリーランスのクリエイターは、大量のコンテンツを制作しつつも、人間味、品質、独自性をその創作過程で残すことができる。 Grand View Researchの調査によれば、世界のクリエイターエコノミーの市場規模は2033年までに約1兆3455億ドル(約197.8兆円)に達すると予測されている。 また、同調査では、次のことも明らかになっている。 ・現在、米国がクリエイターマーケットにおいて独占的な地位を確立している ・クリエイター業界は、熱心なファンやフォロワーと直接つながる個人のフリーランサーやクリエイターが主導している ・現在、最も需要が高く、最大の収益シェアを占めているのは動画クリエイターである ・コンテンツ制作プラットフォーム、クリエイターツール、SNS、AIなどにおける技術革新、そして、パーソナルで共感できるコンテンツに対する消費者の渇望が、クリエイターエコノミーの成長を促している しかし、クリエイターエコノミーが急成長する一方で、多くのクリエイターはいまだ自分のなかに眠る可能性を発見できていない。 考えてみてほしい。あなたは次のような目的でコンテンツを作っているはずだ。 ・企業とのパートナーシップやスポンサー契約を獲得するため ・LinkedInなどで専門家として注目され、高額報酬のクライアントを引き寄せるため ・アフィリエイトなどを通して熱心なファンから直接収益を得るため しかし、こうした方法だけでは長続きしない。

■パッシブインカムを得るためのChatGPTプロンプト活用法 では、業界の専門家として信頼を築きつつ、オンラインで収益を得たいと考える場合、そして、常に「次の大ヒットコンテンツ」を追いかけるのではなく、継続的な収益を得たい場合にはどうすればよいのか。 答えは、たった1つの成功したアイデアを核にして、その周囲に完全なエコシステムを構築することだ。すでにあなたのオーディエンスの大半に響いているアイデアを起点にするのである。 以下で紹介するChatGPTプロンプトをぜひ試してみてほしい(プロンプトは日英併記)。 ■ChatGPTステップ1:「パッシブインカムのアイデア」というタイトルで、新しいプロジェクトを作る ここでは、Web版ChatGPTを使って、「プロジェクト」機能を利用する。この機能は特定テーマごとに複数チャットを管理できるという仕組みだ。 まずは、画面左にあるサイドバーで「プロジェクトを新規作成」をクリックし、新しいプロジェクトを作る。プロジェクト名は「パッシブインカムのアイデア」だ。そして以下のプロンプトを入力する。なお、入力したプロンプトやChatGPTの回答が消えてしまったように見えるときは、リロードしてみるといい。 あなたは、私のフリーランスビジネスのコンサルタント兼コンテンツ戦略家です。私はデジタルクリエイターで、現在(あなたの活動内容を記入。例:「登録者350人のブログ/ニュースレターに週1回記事を投稿」など)を、(あなたの業界名)の分野で行っています。 私のコンテンツ制作の専門分野は(あなたの専門分野)で、ターゲットは(あなたのオーディエンスの習慣・悩み・属性を説明)です。 あなたの役割は、私の既存コンテンツや今後制作するコンテンツを収益化し、それを複数のパッシブインカムの源へと拡大できるようサポートすることです。 You’re my freelance business consultant and content strategist. I’m a digital creator and I currently [name your activity, i.e. write once a week for my blog/newsletter with 350 subscribers, post videos to my YouTube channel of 2,000 subscribers twice a week, etc.] within the [name your industry]. My specialism in creating content is [name your niche] and it’s for [describe your audience habits, pain points, and demographics]. Your role is to help me monetize my existing content, and any new content I create, so it can scale into multiple passive income streams.


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■「プロジェクト」機能を活用することで、さまざまな情報を基にした分析と提案を指示できる 今回の手法では、ChatGPTステップ1、ChatGPTステップ2という2段構えの内容となっている。 ステップ1はテキスト入力が前提で、目的は「どういう立場・状況で収益化を考えているか」をChatGPTに理解させることにある。ステップ2は、PDFや画像なども添付して実績に関する情報を与え、「パッシブインカムの具体的なアイデアや商品案を提案させる」ことが目的だ ChatGPTの「マルチモーダル機能」では、テキストだけでなく、画像、PDF、スクリーンショットなどの情報を与えて、統合的に解析・活用させることができる。ステップ2は、その機能を活用する代表的な例である。 「プロジェクト」機能を利用すると、ChatGPTステップ1「自分の専門分野やターゲットの全体像」、ChatGPTステップ2「具体的な事例・コンテンツ」という2つの情報源から、収益化エンジンを効率的に構築できる。さらに、複数のアイデアを一度に考える必要がなく、1つのコンテンツから順次深掘りできるのもメリットだ。 今回のプロンプト手法がうまく機能する理由は次の通りである。 ・ChatGPT(GPT-5)の「マルチモーダル」という仕組みをより有効に活用できる(この機能にはまだ改良の余地はあるが、今後のアップデートに期待できる) ・十分な文脈を与えることで、望む品質のアウトプットを得られる ・「プロジェクト機能」により、複数のチャットを並行して作成し、それぞれのアイデアを深掘りできる ・複数のアイデアを1度に思いつく必要はない。まずは、ニュースレター、ブログ記事、YouTubeの解説動画など、長めのコンテンツが1つあれば十分だ。 ■どれだけ多くの収入源に転換できるか、試してみよう そして今週、あなたが過去に作成したコンテンツの中で最もパフォーマンスの良いものを選び、それをどれだけ多くの収入源へと転換できるか、試してみてほしい。単なるコンテンツの販売、視聴回数を増やすことによる広告収入、スポンサー契約の枠を超えて展開するのだ。 あなたが過去にニュースレターで共有した専門知識は、すでに10万ドル(約1500万円)以上の価値を持っているかもしれない。しかしそれも、そのコンテンツをパッシブインカムに変えるための手段を知っていればの話なのだ。

Rachel Wells

Forbes JAPAN
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