畑岡奈紗が3年ぶりVかけ過去2勝の地へ 西村優菜は得意大会で一発逆転なるか

◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 事前情報◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)

シーズンで6月「ショップライトLPGAクラシック」と2試合だけの3日間大会が19日(金)に開幕する。11月「アニカ driven by ゲインブリッジ」(フロリダ州ペリカンGC)が出場選手108人となったことで、米本土ではフルフィールド144人で行われる今季最後のトーナメント。賞金総額300万ドル(約4億4000万円)は前週の4日間大会(200万ドル)を上回り、CMEグローブポイントの加算も同水準(優勝500pt)となる。

前年はジャスミン・スワンナプラ(タイ)が最終日15位スタートから「61」の大まくり。こちらも「60」と大爆発したルーシー・リーと通算17アンダーで並んでプレーオフを戦い、ツアー通算3勝目を飾った。

過去9大会は優勝スコアが通算20アンダー前後の伸ばし合いが展開され、畑岡奈紗がツアー初優勝を遂げた2018年に21アンダー(192ストローク)のトーナメントレコードをマーク。大会2勝目の21年は初日と2日目にホールインワンを達成するなど、記録にも記憶にも残る戦いを演じてきた。4カ月半のトップ10入りがなかった期間を経て、直近2試合を7位→5位と上り調子。22年以来のツアー7勝目へ期待は膨らむ。

12年には宮里藍さんが制した大会には、西村優菜も好相性を誇る。ルーキーだった23年は優勝争いの末に3位となり、ボーダーライン付近で争っていたシード獲得を確実にした思い出深い舞台。前年も12位に入っており、ここまでポイントランキング141位と苦しんできたシーズンの流れを打破するための大一番となる。

前週4位の山下美夢有、5位の岩井千怜ら好調を維持して初出場となるルーキー組、前年4位の西郷真央ら今週も日本勢13人がそろった。下部エプソンツアーから来季昇格を決めている原英莉花は15日のマンデー予選会からスポット参戦を狙ったが、2枠の通過ラインに1打及ばなかった。

<主な出場予定選手> ジャスミン・スワンナプラネリー・コルダユ・ヘラン古江彩佳ハンナ・グリーン西郷真央コ・ジンヨンマヤ・スターク笹生優花畑岡奈紗グレース・キムレキシー・トンプソンキム・ヒョージュ渋野日向子西村優菜勝みなみ山下美夢有竹田麗央岩井千怜ロティ・ウォード岩井明愛馬場咲希吉田優利

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