トランプ氏、イラン・イスラエル和平を楽観視 プーチン氏仲介に言及

 6月15日、トランプ米大統領(写真)はイスラエルとイランの早期の和平に楽観的な見方を示し、ロシアのプーチン大統領が仲介役を担う可能性に言及した。写真は同日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Ken Cedeno)

[ワシントン 15日 ロイター] - トランプ米大統領は15日、イスラエルとイランの早期の和平に楽観的な見方を示し、ロシアのプーチン大統領が仲介役を担う可能性に言及した。

トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に「イランとイスラエルは合意すべきで、そうなるだろう」と投稿。「イスラエルとイランの間で近く和平が実現するだろう!多くの電話や会合が現在行われている」とした。協議の詳細や和平に向けた進展の証拠は明らかにしなかった。

ABCニュースのインタビューでは、イランが合意を望んでいるとし、イスラエルの攻撃が合意を加速させるとの見方を示唆した。ABCのレイチェル・スコット記者によると、トランプ氏は「(イスラエルとイランの)双方にとってこのような(イスラエルの攻撃のような)ことが起こる必要があった。彼らは協議を望んでおり、今後話し合いが行われるだろう」と述べた。その上で「実際のところ、これで合意が早まったかもしれない」と語ったという。

また、プーチン大統領との14日の電話会談でウクライナ情勢よりも中東情勢を中心に協議したと言及。プーチン氏がイスラエルとイランの仲介役を務めることについて「彼は準備ができている。彼はその件で私に電話してきた」とし、「私はこの件が解決すると信じている」と述べた。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

関連記事: