マスク氏がテスラのスパコン開発チームの解散指示=報道
米電気自動車(EV)大手テスラ のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、同社が開発した人工知能(AI)学習用スーパーコンピューター「Dojo」担当チームの解散を指示した。責任者のピーター・バノン氏は退社する。ブルームバーグが7日、事情に詳しい関係者の話として伝えた。写真はテスラの「モデルY」。インドのムンバイで4日撮影(2025年 ロイター/Francis Mascarenhas)
[7日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tab のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、同社が開発した人工知能(AI)学習用スーパーコンピューター「Dojo」担当チームの解散を指示した。責任者のピーター・バノン氏は退社する。ブルームバーグが7日、事情に詳しい関係者の話として伝えた。
Dojoは、テスラのEVから収集した膨大なデータや映像を処理し、同社の自動運転ソフトウエアに学習させるために設計された。
担当チームで働いていた約20人は既に、AIデータセンター向けのスタートアップ企業デンシティAIに移籍。残りの従業員はテスラ社内の別の部門に配置転換されつつあるという。
テスラは過去1年間で事業構造の転換を図り、その過程で複数の幹部が退社し、数千人規模の人員削減が行われた。現在注力しているのはAI主導の自動運転技術とロボット分野だ。
ブルームバーグによると、テスラはエヌビディア(NVDA.O), opens new tabやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)(AMD.O), opens new tab、サムスン電子(005930.KS), opens new tabなどと技術面で提携を強化することも計画している。
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