【○虎将トーク】阪神・藤川監督、才木は「アスリートとして伸びようとする自分と」「大黒柱であるという自覚を感じながら…」森下「想像しないプレーもする」
(セ・リーグ、阪神4ー0巨人、10回戦、阪神8勝2敗、20日、甲子園)阪神が6度目の完封勝利で貯金を今季最多の「7」とした。一回1死一塁、戸郷翔征投手(25)から、森下翔太外野手(24)が巨人戦4試合連続アーチとなる7号本塁打で2点を先取。さらに敵失で3点目を挙げた。七回1死満塁では森下の中犠飛で加点した。大山悠輔内野手(30)は今季初の1試合3安打。129球を投げ、5安打6三振2四球で4勝目(3敗)を挙げた才木浩人投手(26)は24年7月30日(甲子園)からの巨人戦連勝を「5」とした。チームは3連勝。G戦成績を8勝2敗とした藤川球児監督(44)の主な一問一答は以下の通り(成績=23勝16敗2分、観衆=4万2621人)。
★テレビインタビュー編(抜粋)
ーー初回に森下が先制2ラン
「大きかったですね。1ボールからインコースのストレートですけど、インコースの攻めが今日は多い相手バッテリーでしたけど、見事に打ってくれましたね」
ーー久々のホームランは森下にとっても大きい
「そうですね。日曜日から状態も上がっていましたし、相手チームの攻め方が変わってきている頃でしたから、それを一発で仕留めたのはさすがというところですね」
ーー初回の3点で優位に進められた
「本当に才木が今日を迎えるまでにローテーションを守りながらですけど、日々改善と自分の中でのバランスといいますかね、課題に取り組んできたと思うんですけど、丁寧に丁寧に調整してきたからこそ、最後の回までいけたというのは、エース同士の投げ合いですしね。やっぱり3点というのは両チームともに重かったのかもしれないですね」
ーー巨人戦8勝2敗。4カード目全て初戦を勝っている
「まだまだゲームをやってみないとわからないですし、前半戦ですのでチーム状態を含めて、ジャイアンツさんのことをあまり言うべきではないですし、常に自分たちのチームを見ることが大事になるのかなということぐらいしか今は言えないです」
ーー伝統の一戦はどんな戦い
「特に思い入れが強い対戦カード。タイガースの先輩からずっと教わってきたものがありますから、僕がプレーするわけではないですけど、戦う姿勢は、どのチームに対しても同じなんですけど、力一杯とは思ってますけど。選手たちがよくやってくれている、その一言に尽きます」
★囲み編
ーー才木は五回まで球数を使っていることが多かったが、今日はまたステップアップか
「本人が甲子園は投げやすいみたいなことは言ってましたけど、地方の球場だったり、そういうところも多くてですね、見てる限り簡単ではないと思うんですけど。でもその中で彼に今かかってきている負荷といいますかね、これは誰かがやらなければいけない、そういう意味では、彼しかいない役割でやってくれているので、はい。今日はよかったですね」
ーー4勝3敗だが中身は濃い
「反省点もありながら、アスリートとして伸びようとする自分と、もう一方でチームのことを考えながらとか、チームの大黒柱であるという自覚を日々感じながら、なんて言うんですかね、これまでなかったような責任の重さを感じながらやっていると思います。春の段階でそれを経験しながらできているのはいいんじゃないかと思います」
ーー村上とダブルエースとして引っ張ってほしい
「3人でも4人でもいいんですけど。本当にみんなで。ゲームが違いますからね、同じゲームで投げることはないですから。みんなで高め合っていくことがチームを預かる側としては目指すところですから」
ーー森下は試合の流れを持ってくる勝負強さ
「常にアグレッシブな打者ですから。誰もが想像しないプレーもする選手ですから心強いですね。今日はね。また明日以降は新しい日ですから。みんながフラットな状態でゲームに臨まなければいけないなと思いますけど」