感染症チクングニア熱が中国で流行、米CDCが渡航情報発出を準備

Jessica Nix

米疾病対策センター(CDC)は中国でチクングニア熱の感染例が増えていることを受け、中国への渡航に関する注意情報を発出する準備を進めている。同センターの報道官がブルームバーグ・ニュースに明らかにした。

  中国では7月上旬に1件だった感染例が、現在では5000件近くに増えている。香港に近い広東省では、この1週間で3000件近い感染が記録された。

  CDCの報道官は「当センターでは中国広東省でのチクングニア熱流行を認識しており、現在はその規模と影響範囲を評価中だ」との声明を出した。

  米CDCは特定の感染症流行や自然災害に伴い、そのリスクを周知し、利用可能なワクチンを含む予防行動を促す目的で、渡航健康注意情報を発出する。

  CDCによれば、チクングニア熱は蚊を媒体に感染し、突然の高熱と、手足など関節の痛みを起こすことがある。

原題:CDC Weighs Travel Notice for China as Chikungunya Cases Rise(抜粋)

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