昨季ルーキー9発の鹿島DF濃野公人、待望の今季初弾に声詰まらせ「報われた」
今季初ゴールを決めたDF濃野公人(右手前)
[9.13 J1第29節 鹿島 3-0 湘南 メルスタ]
待望の今季初ゴールが勝利を決定づけた。鹿島アントラーズは1-0で迎えた後半10分、MF樋口雄太の右CKがファーサイドに流れると、そこで待っていたDF濃野公人がこぼれ球を拾い、ゴール左斜め前から右足でフィニッシュ。ふわりと浮き上がる弾道で相手GKの頭上を超えるシュートを流し込んだ。
昨季ルーキーイヤーで9得点を記録し、ベストイレブンに輝いた濃野だったが、今季は負傷による出遅れもあってこれが初ゴール。試合後、スタジアム内のフラッシュインタビューで「久しぶりの得点ということで試合前からも得点をどんどん狙っていこうという気持ちが強かったので、それが結果に表れた。久しぶりに自分のゴールでスタジアムが沸き上がる景色を見られて最高です」と喜びを語った。 さらにアナウンサーから今季の苦労について問われると、声を詰まらせながら「今シーズンは本当に……。思い通りにいかない時もありましたし、久しぶりにゴールを取れて、報われた気持ちになりました」とコメント。「昨季の濃野選手が帰ってきましたね?」という問いかけに「まだまだだと思うのでここから巻き返せるように頑張っていきたいです」と高らかに宣言した。 鹿島はこの日の勝利により、首位の京都に勝ち点で並ぶ2位に浮上。残り9試合のタイトルレースに向けて濃野は「鹿島はタイトルを取らないといけないと思っているし、それが僕の得点だったり、アシストだったり、目に見える結果で貢献しないと意味がないと思っているので、これから自分もそうだし、しっかり成長してタイトルを取れるように頑張っていきたいです」と意気込んだ。●2025シーズンJリーグ特集▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中