ホンダが世界初の「新型エンジン」発表! 伝統の「赤ヘッド」に“電動過給器”搭載した「すごい内燃機関」に大注目! 超進化した新型「3気筒エンジン」は“大型バイク”から搭載へ!

ホンダは、大阪・東京・名古屋で開催される「モーターサイクルショー」にて、世界初の「電動過給機付きV型3気筒エンジン」を搭載した車両を公開します。

ホンダが世界初の「新型エンジン」を開発!

 ホンダは、2025年3月から4月にかけて大阪・東京・名古屋で開催される「モーターサイクルショー」の出展概要を発表。  

 ブースではホンダならではの様々な市販予定車やレースマシンが出展されますが、中でも注目の展示として、世界初の「電動過給機付きV型3気筒エンジン」を搭載した車両の登場が予定されています。

ホンダが世界初の「新型エンジン」発表!

 今回のホンダブースのキーメッセージは、「Move to the Next」。

 これは「自分を新たな感情へと駆り立てるHondaモーターサイクルとの出会いの場」となることを目指したもので、ワクワク感の発見につなげる展示が行われると言います。

 そこで日本初公開されるのが、ホンダが世界で初めて「電動過給機」を搭載したという、新開発の水冷75度V型3気筒エンジンを搭載したコンセプトバイク。

 同車は、2024年11月にイタリア・ミラノで開催された「EICMA 2024(ミラノショー)」で世界初公開されたモデルで、新開発中の大型二輪車を想定しているとのこと。

 このV型3気筒エンジンの特徴は、先述のように、世界初の電動過給機を採用している点や、スリムかつコンパクトさを追求したサイズにあります。

 これにより、エンジン回転数に関わらず任意に過給をコントロールすることが可能になるため、低回転からハイレスポンスなトルクを発生。

 さらにコンパクトなので、スペースが限られている二輪車でも比較的自由に配置ができ、同時にマスの集中化も実現します。

 また電動ゆえ、インタークーラーが不要という設計で、これも軽量化にも繋がる要因だと言います。

 このような画期的なエンジンが搭載された今回のコンセプトモデル。

 その姿は、エンジンとフレーム、サスペンションやタイヤ/ホイールといった主要パーツのみで構成されており、外装やタンク、シートなどは装着されていないため、詳細まで不明です。

 しかし根幹となるフレームはパイプで組まれ、エンジンブロックもボディ剛性確保に利用する構造で、オンロード向けのタイヤを装備しています。

 またリアサスペンションは1本のみ。リアのスイングアームは片持タイプという設計を見るに、スポーティな性能をウリとするモデルへと優先的に搭載され、近い将来市販化されるのではないかと予想されます。

 このエンジンについて、ホンダは過去の発表で以下のように述べています。

「電動過給機付きV型3気筒エンジンは、内燃機関領域での新たなチャレンジとして位置づけ、モーターサイクルを操る楽しさ、所有する喜びをより一層体感いただくことを目指しています。

 今後、ホンダのFUNモデルへの適用を予定しており、量産化に向け、引き続き開発を行ってまいります」

 ホンダからの続報と今後の展開に、一層の期待と注目が集まります。

※ ※ ※

 各モーターショーの日程は以下の通りです。

・第41回大阪モーターサイクルショー:2025年3月21日~23日(インテックス大阪) ・第52回東京モーターサイクルショー:3月28日~30日(東京ビッグサイト)

・第4回名古屋モーターサイクルショー:4月4日~6日(Aichi Sky Expo)

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