高橋彩華が涙の3年ぶりツアー2勝目&全英切符 岡山絵里もメジャーへ

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープン 最終日(15日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6558yd(パー72)◇曇り(観衆5928人)

26歳の高橋彩華がツアー2勝目を挙げた。首位から3バーディ、1ボギー「70」で回り、通算16アンダー。2022年「フジサンケイレディスクラシック」以来のタイトルをつかみ、ウィニングパットを沈めた直後に目元を押さえた。

優勝スピーチでは「今日は朝から3年ぶりの優勝がかかっていて、すごいつらい一日だったけれど、最後まで自分を信じてゴルフをやり抜けて、優勝できて本当にうれしかった」と声を震わせ、「これからも、たくさん優勝できるように頑張りたい」とさらなる飛躍を誓った。

1打差の通算15アンダー2位に岡山絵里。2打差2位から4バーディ、1ボギー「69」。2021年「アクサレディス」以来のツアー3勝目とはならなかった。

通算14アンダー3位に今季2勝の佐久間朱莉、同1勝の神谷そら、国内ツアー2勝の河本結が並んだ。

17歳アマチュアのヒョージン・ヤン(韓国)が最終日のベストスコアタイ「66」で回り、通算11アンダー6位で終えた。

通算10アンダー7位に2021年大会覇者の青木瀬令奈。通算9アンダー8位に19年大会覇者の鈴木愛。通算8アンダー9位に今季1勝の菅沼菜々安田祐香申ジエ(韓国)、国内11勝の小祝さくらら9人が並んだ。

前年覇者の大里桃子は通算3アンダー36位、2週連続優勝を狙った高野愛姫は通算3オーバー55位で大会を終えた。

本大会は今季メジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」(7月31日開幕/ウェールズ・ロイヤルポースコール)の予選会を兼ねており、「大会上位2人」として高橋と岡山が出場権を得た。高橋はミュアフィールド開催だった22年大会(予選落ち)以来、岡山はロイヤルリザム&セントアンズ開催だった18年大会(52位)以来の出場となる。

また、「大会終了後のメルセデスランキング上位3人」として佐久間、神谷、小祝が出場権を獲得した。

なお今後に決まる出場権には「6月30日時点の世界ランキング50位まで」のカテゴリーがあり、例年資格重複で順位は繰り下がる。日本勢の昨年実績では、大会開幕前週に91位だった川崎春花までが出場権を獲得している。

<上位成績> 優勝/-16/高橋彩華 2/-15/岡山絵里 3T/-14/佐久間朱莉河本結神谷そら 6/-11/ヒョージン・ヤン(アマ) 7/-10/青木瀬令奈 8/-9/鈴木愛 9T/-8/桑木志帆木村彩子小祝さくら菅沼菜々安田祐香申ジエ ほか

<国内女子ツアーの全英出場権有資格者> 渋野日向子(歴代優勝者) 岩井明愛西郷真央申ジエ(前年大会10位以内など) 古江彩佳笹生優花畑岡奈紗(昨季米ツアーポイントランク35位以内など) 竹田麗央(昨季米女子ツアー優勝者など) 岩井千怜(今季米女子ツアー優勝者) 高橋彩華岡山絵里(サントリーレディス上位2人) 佐久間朱莉神谷そら小祝さくら(サントリーレディスまでのメルセデスランク上位3人)

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