渋野日向子が3年前に優勝争いのハワイへ 西村優菜は最終戦回避なるか
◇米国女子◇ロッテ選手権 presented by ホアカレイ 事前情報◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6566yd(パー72)
アジアシリーズ前のラストゲームが10月1日(水)から行われる。アジアシリーズ後に実施された前年から日程がシフト。ハワイ開催で水曜開幕となる4日間大会は、賞金総額300万ドル(約4億4900万円)を120人が争う。
2012年の第1回大会を宮里藍が制したトーナメントは、日本人選手がたびたび優勝争いに加わってきた。キム・アリム(韓国)が2020年「全米女子オープン」以来となるツアー通算2勝目を挙げた前年も畑岡奈紗が4位、吉田優利が5位に入った。吉田は予選ラウンドを首位で折り返すなど、苦しんでいた米ツアー1年目で自己最高成績を残した。
渋野日向子は2022年にキム・ヒョージュ(韓国)との息をのむ競り合いを演じて2位。昨年は予選落ちを喫しているが、成功体験を持つコースでの一戦が持つ意味は大きい。ポイントランキング102位から来季フルシードに相当するランク80位までの「カテゴリー1」滑り込みへ、11月「アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン」(フロリダ州ペリカンGC)を含めた残り2試合のチャレンジ。大逆転を目指しつつ、一定の出場機会を見込めるランク81~100位までの「カテゴリー11」は是が非でも確保したい。
ランク141位の西村優菜はこれが米ツアーでの今季最終戦となる可能性もある。フィールドが108人(推薦3枠)に絞られる「アニカ―」は、今大会終了時点のポイントランクが出場優先順位として適用。予選通過はもちろん、ひとつでもランクを上げて可能性を広げられるか。6月「KPMG全米女子プロ選手権」を最後に決勝ラウンドへ進めていないランク127位の笹生優花もストップをかけたいところだ。
直近の2週前「ウォルマート NW アーカンソー選手権」で米ツアー初の首位発進を決めながら、悪天候で大会中止となった勝みなみは勢いを持続して過去2年とも予選落ちだったコース攻略に挑む。西郷真央、同週「日本女子オープン」に参戦する古江彩佳は不在で、日本勢のツアーメンバー11人が出場する。
<主な出場予定選手> キム・アリム、ネリー・コルダ、ブルック・ヘンダーソン、笹生優花、畑岡奈紗、チャーリー・ハル、キム・ヒョージュ、渋野日向子、西村優菜、勝みなみ、ステーシー・ルイス、山下美夢有、竹田麗央、岩井千怜、岩井明愛、馬場咲希、吉田優利