髪を明るくした後藤啓介が90+1分劇的ボレー弾!! 練習試合5発の新エースがシントトロイデン加入後初ゴール

FW後藤啓介(写真は代表活動時)

[8.17 ベルギー・リーグ第4節 シントトロイデン 2-1 ラ・ルビエール]

 シントトロイデンは17日、ベルギー・リーグ第4節で昇格組のラ・ルビエールに2-1で勝利した。日本人組はGK小久保玲央ブライアン、DF畑大雅、MF山本理仁が先発出場。髪を明るく染め上げたFW後藤啓介、DF谷口彰悟、MF松澤海斗は途中出場した。後藤は加入から2試合目で初ゴールを記録した。

間もなくキックオフ⚽本日の選手たちのウォーミングアップの様子です pic.twitter.com/7bAkB8C5AB

— シントトロイデン公式 (@STVV_JP) August 17, 2025
 開幕3試合連続ゴール中の伊藤は前半5分、相手GKのパスをゴールから距離のある位置でカット。ループシュートでゴールを狙ったがボールは枠の上に外れた。反対に同14分にはシントトロイデンがセットプレーからピンチを迎えたが、小久保が好セーブで凌いだ。  そうした中で前半20分、シントトロイデンが先制した。DFロベルトヤン・バンウェセマールがペナルティエリア右でボールを受けると縦に持ち運んでから鋭い切り返しで相手を振り切ってシュートを放ち、鮮やかにゴールネットを揺らした。 1点リードで折り返した後半5分、シントトロイデンが左CKを獲得するとキッカーは伊藤。ゴール前ではなくペナルティエリアに入るあたりで待ち受ける山本へパスすると、山本がダイレクトで左足を振ったがGKの正面に飛んだ。直後の同7分には相手MFジョエル・イトの鋭いシュートがゴール右隅へ向かったが、小久保の好セーブでリードを維持した。  後半12分から出場した後藤は直後にロングボールを頭ですらしてチャンスメイク。同17分には中盤に下りてボールを受けると、最終ラインの背後に落とす浮き球を華麗に通し、バンウェセマールの決定機を演出した。ただいずれも得点には至らなかった。同23分には山本のクロスを右足で収めてから左足一閃。これはわずかに枠の上に外れた。  するとラ・ルビエールは後半25分、右サイドからのクロスをFWウーカス・メンディが頭で合わせて同点に成功した。シントトロイデンは谷口の交代を用意しているタイミングでの失点と悔やまれる展開になった。続く同30分にはラ・ルビエールがGKと1対1になるビッグチャンスを作るも、間合いを詰めた小久保に軍配。逆転はならなかった。

 後半42分にはMF松澤海斗がピッチへ。前所属のV・ファーレン長崎ではMF名倉巧の病気治療による離脱発表後に複数の選手が坊主になって連帯を示す中、松澤も坊主に髪型を変更して試合に臨んだ。

 試合は1-1のまま後半アディショナルタイムに突入する。それでもシントトロイデンは後半45+1分、右サイド深くから山本が折り返したボールを後藤が右足ボレー。土壇場で勝ち越しゴールが生まれ、2連勝を飾った。  後藤は今季アンデルレヒトから加入し、前節に加入後リーグ戦初出場を果たすと練習試合では5得点の爆発。U-20日本代表の注目アタッカーが早速結果を残した。●海外組ガイド●ベルギー・リーグ2025-26特集▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中
データ提供:Opta※大会の公式記録と異なる場合があります

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