【潜入】「変なホテル東京 浅草橋」のバスクリンルームで昭和レトロ銭湯体験 / 風呂キャンセル界隈こそ行ってみて
湯舟につかると、なんだか癒される。
そう分かっていても、暑かったり、面倒でなかなか入らないという方も多いのではないだろうか。
実際、SNSなどでも年中問わず “風呂キャンセル界隈” というワードが話題になって久しい。
そんな中、「変なホテル東京 浅草橋」に、今年誕生95周年を迎えるロングセラー入浴剤「バスクリン」とコラボレーションした「バスクリンルーム」が登場(7月1日~終了日未定)。
今回、特別に取材許可をいただき、その世界観に潜入してきた。
・チェックインから変なホテル
場所はJR総武線「浅草橋駅」から徒歩2分。
駅近で、人気観光地にも近いことから海外の宿泊者も多い「変なホテル東京 浅草橋」を発見。
その名の通り、通常のホテルとは変わったところがある。
有名なのがフロント。ここに立っているのは、人間ではなくロボットなのだ。
世界初のロボットが働くホテルとしてギネス認定されているらしい。
彼らには名前や出身国などの設定をあえて設けておらず、どんな顧客にも受け入れられやすいようにしているとのこと。
今回はチェックイン対応時間前だったので、お仕事風景は見られなかったが、このただならぬ光景にこのあとのコンセプトルームにも期待が高まる。
・いざ、入湯! じゃなくて入室
さてさて、早速バスクリンルームへと案内していただく。
入口には暖簾が掛けられており、この時点ですでにバスクリンの世界観が始まっている。
まるで銭湯に来たかのような演出に、胸が高鳴りつつ、そっとドアを開けると……
昭和レトロな銭湯空間をテーマにした装飾が広がっている!!
懐かしいような、新鮮なような……そんな不思議な感覚になる。
目に飛び込んでくるのは、壁一面に描かれた懐かしの銭湯壁画。
本物の銭湯ではマナーの都合で写真撮影はなかなか難しいが、ここでは思う存分撮り放題だ。
よく見ると、壁の絵には昔懐かしいバスクリンのパッケージも描かれている。
話によると、バスクリンは戦前には缶入り、戦後は資材不足によりガラス瓶入りに変わったという流れがあったのだとか。
そんな話を聞きながら壁画を眺めていると、ちょっとした博物館を巡っているような気分にもなる。
・ベッドは、1968年のバスクリンパッケージ
全面に掛かっているベッドスローには、バスクリンのレトロ可愛いパッケージがデザインされている。
こちらは1968年のデザインを復刻したもので、「リリー」と「ローズ」の2種類。当時の雰囲気をそのまま閉じ込めたようなデザインで、昭和レトロ好きなら胸がときめくこと間違いなしだ。
カーテンに描かれているイラストにも注目。お湯と水を出す赤と青のボタンとか地味に懐かしすぎる。
・バスルームにも注目
ここまででも十分にバスクリンの世界観を堪能できたが、バスルームにもまだまだお楽しみがある。
訪問日は、まだ暑さが残る日だったが、そんな日にぴったりなCOOL系バスクリンタワーが目を引いた。
・バスクリンクール ミントの香り ・バスクリンクール レモンライムの香り ・バスクリンクール あの夏のラムネの香り ※季節によって内容は異なる
なんと、これらの入浴剤は宿泊者が自由に選んで使えるのだ。さらに持ち帰りもOK。
その場で楽しむのはもちろん、宿泊後に自宅でゆっくり味わうこともできる。
浴室にも、いくつかバスクリン商品が並んでいる。
今回初めて知ったのだが、バスクリンは薬用育毛剤も手がけているそうだ。
今度、旦那に買ってみようかなぁと考える私……。
壁には、バスクリン研究所が提案する心身を整える入浴方法の案内が掲示されており、それを眺めつつ湯に浸かれるのも楽しいポイントだ。
特別に浴槽に入らせていただいたところ、意外に深くて見た目よりもゆったりできる。
157cmの筆者はもちろん、171cmの友人もすっぽり入れるサイズ感だった。
・あなたのオススメなんですか?
ちなみに、ホテル支配人にオススメ入浴剤は「バスクリンクール レモンライムの香り」。
「暑い日はシャワーで済ませてしまいがちだけど、バスクリンは特別感があって入浴するきっかけになりますよね。疲れている時には癒しのきっかけになりました。」とのこと。
昭和から令和まで95年、日本人のバスタイムを支えてきたバスクリン。
その世界観にどっぷり浸かれるこの特別な空間で、日々の疲れをゆっくりと洗い流してみてはいかがだろうか。
なお、通常ルームとの価格差は5000円程度とのことである。
取材協力:変なホテル東京 浅草橋・バスクリン株式会社 参考リンク:変なホテル バスクリンコラボルーム 執筆:夏野ふとん Photo:RocketNews24.
▼宿泊者にはガチャガチャで販売されているミニチュアのバスクリンクールがもらえるのも嬉しい(ランダムで全7種類)
▼ほかにも総武線コラボなど様々なコンセプトルームがある