【阪神】逆転負け 今季ワースト9失点 Ⅿ28のまま...大竹が5回途中7失点でマツダ初黒星 モンテロに3ラン被弾 桐敷1回4安打2失点 大変更の打線は不発
■プロ野球 広島9ー2阪神 (12日 マツダスタジアム) 阪神は広島に逆転負けの今季ワースト9失点、2連勝で止まり63勝40敗2分の貯金23で優勝マジックは28のまま、2位・巨人と11ゲーム差となった。3回にプロ初4番・前川の適時打、木浪の押し出し四球で2点を先制。だがマツダで無傷の9連勝中の先発・大竹が直後3回に末包に適時打、モンテロに6号3ランを浴び4点を奪われ逆転されると5回にも小園と末包に連続で適時打を浴び移籍後ワースト7失点。8回に桐敷が代打・前川に2点適時打を献上し今季ワースト9失点。大変更した打線は4回以降3安打に終わった。 野手オーダーは大幅に変更。佐藤輝が今季2度目、中野が初のベンチ。近本は1番、熊谷が2番ショート、クリーンナップは森下、前川がプロ初4番、大山で組み木浪が6番サード、坂本が7番、植田が8番セカンドに入った。 広島の先発・床田に1回、近本は四球、熊谷の犠打で1死二塁も森下は空振り三振、前川は二ゴロで先制できず。 先発・大竹はスライドで今季11度目の登板、6勝1敗、防御率1.78。前回の7月29日・広島戦(甲子園)は7回4安打無失点で勝ち投手、自身6連勝中。広島戦は今季5度目、4勝0敗、防御率0.99。広島戦は通算17試合で13勝1敗、マツダで無傷の9連勝中だった。 大竹は1回、中村奨を空振り三振、ファビアンを中飛、小園を投ゴロとわずか10球で抑える立ち上がり。 2回の攻撃で2死から坂本が左中間にツーベースも植田は二飛に倒れた。大竹は2回、モンテロと佐々木に安打を許し2死一・三塁とするが石原を空振り三振に斬り先制点を与えず。 3回の攻撃で大竹と近本が連打、熊谷の遊ゴロで1死一・三塁とすると森下は空振り三振も前川が投強襲内安打タイムリーを放ち1点を先制。大山が四球で2死満塁から木浪が押し出し四球を奪い、2ー0とする。 大竹は3回、中村奨と小園に安打を浴び2死一・二塁とすると末包にレフトへタイムリーを運ばれ、2ー1となる。さらに2死一・二塁からモンテロにレフトスタンドへ6号3ランを叩き込まれ、2ー4と逆転される。 4回の攻撃は1死二塁も近本が見逃し三振、熊谷は遊ゴロに終わった。大竹は4回、佐々木、石原、床田の下位打線を凡打に打ち取る。 5回の攻撃は森下が見逃し三振、前川が三内安打も大山は遊ゴロ併殺打に仕留められた。大竹は5回、中村奨に中安打、ファビアンに死球で無死一・二塁とすると小園にライトへタイムリー、末包には左中間に2点タイムリーを飛ばされ、2ー7となった。大竹は今季最短4回0/3を61球、9安打、1死球、2奪三振の今季ワースト7失点で降板。2番手・ハートウィグが後続を抑えた。 6回の攻撃は木浪は遊ゴロ、坂本は右飛、植田は遊ゴロと出塁できず、7回は代打・中野が空振り三振、近本は投ゴロ、植田は空振り三振に倒れた。 打線は8回、広島2番手・ハーンに森下が遊内安打も前川は遊ゴロ、大山は空振り三振、木浪は一ゴロとつながらず。 投手陣は6,7回を3番手・岩貞が無失点に抑えるが8回は4番手・桐敷が1死から石原、大盛、中村奨に3連打で満塁のピンチを招くと2死後に代打・前川がライトへ2点タイムリーを飛ばされ、2ー9と今季ワースト失点となった。