【AI予想・毎日王冠】人工知能は東京芝1800mでの実績を重視!? 配当妙味も感じられる本命候補3頭とは

 本記事ではnetkeibaオリジナルAIが推奨する本命候補3頭を特筆すべき過去の傾向とともにご紹介します。 【写真】ディマイザキッドのこれまでの軌跡  今週の重賞競走は日曜日に毎日王冠(GII)と京都大賞典(GII)が行われます。その中から東京競馬場で行われる毎日王冠を取り上げます。まずは過去の傾向から。  過去10年の毎日王冠での前走クラス別成績を見ていきます。過去10年の毎日王冠で3着以内に好走した馬はすべて前走でGIII以上に出走。前走がオープン特別以下だった馬には好走例はありませんでした。毎日王冠は秋の大舞台を見据える実力馬が挙って出走する一戦ですので、前走で重賞の流れや雰囲気などを経験していることが好走するための最低条件と言えそうです。また、前走GII以上の馬と前走GIIIだった馬にも差があることも覚えておきたい点です。  前走でGII以上に出走していた馬が66頭出走し7勝2着7回3着5回となっています。前走で同格以上のレースを経験している馬に分があると言えるかもしれませんが複勝回収率は50%とそれほど高くありませんので、前走がGII以上だったからと言ってすべての馬を買うのは得策とは言えません。  そこで前走GII以上かつ前走3番人気以内だった馬に限れば、15頭が該当し4勝2着2回3着3回で複勝回収率112%と数値は向上します。前走でGII以上に出走し多くの支持を集めているのは、それだけの実績がある実力馬と言えるでしょうし、力のある馬が順当に結果を残していると考えられそうです。  一方、前走GIIIの馬は3勝2着3回3着5回と11頭が馬券に絡んでいます。その内、9頭が前走で3着以内に入っていましたので好走した勢いのある馬には注意が必要と言えそうです。前走でGIIIに出走し4着以下だった馬で巻き返したのは22年ジャスティンカフェと16年ヒストリカル。この2頭はどちらも前走で毎日王冠と同じ舞台で開催されたエプソムCに出走し上がり2位以内を記録していた馬でした。前走で同じコースを経験している馬で末脚の威力も示している馬については、展開次第で浮上の余地があると言えるかもしれません。  それでは早速ですが、今週の毎日王冠でAIから導き出された月曜日時点での本命候補3頭をご紹介します。 ◆人工知能は東京芝1800mでの実績を重視!? ディマイザキッド  これまでに12戦して上がり1位が7回、同2位が3回と堅実な末脚がセールスポイントの本馬。まだ重賞勝ちの実績はありませんが、4着に敗れた前走の函館記念(GIII)でも上りは2位。24年の共同通信杯(GIII)での4着も上がりは最速をマークしていますし、重賞でも末脚の威力は十分に通用するレベルにあると言えます。  その共同通信杯はスローの上がり勝負になる不運がありましたし、相手関係も非常に強力でした。勝ったジャスティンミラノは同年の皐月賞(GI)を勝ち、日本ダービー(GI)でも2着と連対するほどの馬。また、2着馬のジャンタルマンタルも同年のNHKマイルC(GI)を制し、今年の安田記念(GI)でも優勝しています。その馬たちを相手に展開不向きの中でも大崩れしなかった点は評価できます。高いポテンシャルの持ち主であるのは間違いないですし、末脚の生きる流れになれば上位争いに絡んでも不思議はありません。 エルトンバローズ  毎日王冠には今年で3年連続での出走となる本馬。23年はGI優勝馬のシュネルマイスターやソングラインを抑えて優勝。昨年は不利な大外枠からのスタートながら3着と好走。先着を許したのは本馬よりも斤量の軽かった馬でしたし、負けはしたものの能力の高さを改めて示す結果だったと言えます。それは2走前のマイルCS(GI)で連対したことも窺い知ることができます。  前走の中京記念(GIII)では1番人気で8着と大きく負けていますが、今年初めに両前トウ骨の骨折が判明し9か月ぶりの出走でしたので参考外と見てよさそうです。今回は長期休み明けをひと叩きされたことで状態面の上昇が見込めますし、前走からの一変も十分に可能でしょう。コース実績や能力は今回のメンバーに入っても上位のモノがありますし、力通りに走れば大崩れすることはなさそうです。 シックスペンス  ※本稿を書いている月曜日午前の時点で南部杯への出走が決まっていませんので、ここでは毎日王冠に出走することを想定して本馬について記載していきます。  今回の条件である芝1800mでは3戦3勝ですべて重賞での結果。昨年の毎日王冠でも勝利していますし、距離や条件に秀でた適性があるのは間違いないでしょう。これまでGIでは結果を残せていない本馬ですが、GII以下では5戦5勝と無敗ですし今回のメンバー相手ならばチャンスは十分にありそうです。  GIでの敗戦はどれも敗因は明確。24年の日本ダービーは芝2400mの距離が合わなかった可能性が高いですし、2走前の大阪杯(GI)は関西への長距離輸送が初めてだったこともあり、レース当日はマイナス12キロと大きく馬体を減らしたことが敗因のひとつとして考えられます。前走の安田記念は最内枠で馬場の悪いところを通らされたことが響いたように思いますし、GIでは力を出し切れていない印象を受けます。今回は実績のある条件になりますし、近走から一変に十分期待できるはずです。

netkeiba
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