巨人・坂本勇人 今季初の猛打賞で交流戦通算安打歴代単独トップ浮上!西武・栗山を抜く338安打目

<ロ・巨>9回、右前打を放つ坂本 (撮影・白鳥 佳樹) 

 ◇交流戦 巨人4―6ロッテ(2025年6月24日 ZOZOマリン) 巨人の坂本勇人内野手(36)が24日、交流戦最終戦となるロッテ戦(ZOZOマリン)に「2番・DH」で先発出場。初回に今季1号ソロ、5回の第3打席に左越えの二塁打、そして9回の第5打席で右前打を放ち、西武・栗山巧外野手(41)が持つ交流戦最多337安打を超える単独1位の338安打目をマークした。また、今季初の猛打賞となる3安打で自身の現役最多を更新する通算2432安打。NPB歴代11位の石井琢朗(広島)の記録に並んだ。 12日のソフトバンク戦(みずほペイペイD)以来、キャリア通算7度目となる指名打者での出場となった坂本。前の試合となる22日の西武戦(東京D)で2安打を放ったのに続き、2戦連続マルチどころか今季初の猛打賞で交流戦の歴史に名を刻んだ。 初回に自身の出場27試合89打席目で18年連続弾となる今季1号ソロを放った坂本。2回の第2打席は四球を選び、同点に追いつかれて迎えた5回だった。先頭の丸が空振り三振に倒れた後、初回に本塁打を放っているサモンズが投じた6球目のスライダーを振り抜くと、打球は左翼手・西川の横を大きなバウンドで抜けた。坂本は悠々と二塁に到達。代名詞ともいえる鮮やかな二塁打で西武・栗山が持つ交流戦最多337安打に並んだ。 2死満塁で迎えた6回の第4打席は無念の空振り三振に終わったが、9回に回ってきた第5打席で、相手5番手の中森が投じた3球目の低め直球を右前にはじき返し、交流戦歴代通算1位に躍り出る338安打目をマークした。交流戦最後の最後で決めた歴代単独1位。勝利には結びつかなかったが、直近2戦7打数5安打はチームにとって大きなプラス材料となった。試合後、坂本は復帰後の状態について「イメージだったりを変えて良くなっているので、明らかにいい感覚は出ているなとは思いますね」と語った。 坂本の3安打は今季初。通算191度目の猛打賞で歴代2位の川上哲治(巨人)が記録した194度に「あと3」に迫った。1位は251度の張本勲(ロッテ)。 ▼坂本 (初回に今季1号)一振りで仕留めることができて良かったです。【交流戦通算安打ランキング】1位 坂本勇人(巨 人) 3382位 栗山 巧(西 武) 3373位 鳥谷 敬(ロッテ) 333

※所属は最終、現役は栗山と坂本

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