シリア首都の教会で自爆攻撃、20人死亡 IS犯行と当局
6月22日、シリアの首都ダマスカスにある教会で、自爆攻撃があり、少なくとも20人が死亡、数十人が負傷した。写真は、民間防衛隊員らが被害状況を確認している様子。6月22日、ダマスカス市で撮影(2025年 ロイター/Firas Makdesi)
[22日 ロイター] - シリアの首都ダマスカスにある教会で22日、自爆攻撃があり、少なくとも20人が死亡、数十人が負傷した。保健当局や治安筋が明らかにした。
ダマスカスでの自爆攻撃は昨年12月のアサド政権崩壊後初めて。
シリア内務省によると、自爆犯は過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーで、教会に侵入し、銃撃した後に自爆ベストを爆発させたという。
ある治安筋は、自爆犯を含め2人が攻撃に関わったとの見方を示した。別の治安筋によると、アサド政権崩壊以降、ISはシリア国内で教会への攻撃を何度か試みたが、成功したのは今回が初めてという。
シリア国営通信は保健省の情報として、爆発で52人が負傷したと伝えた。
同国のシャラア暫定大統領は少数民族を保護すると繰り返し述べてきた。
ギリシャ外務省は声明で「ギリシャ正教会での忌まわしい自爆テロ攻撃を断固として非難する」と述べた。
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