スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した(1/3 ページ)

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 スマートフォンは大画面化と高機能化が進み、財布や交通系ICカード、カメラ、スケジュール管理までを一手に担うオールインワンデバイスとなった。だが、スマホをポケットではなくかばんに入れるタイプの人は、街歩きや移動のさなかに「ファスナーを開けて端末をバッグから取り出し、使い終えたら再びファスナーを開けて戻す」という一連の動作がプチストレスとして積み重なっていく。

 バッグやリュックではなく、ジャケットやズボンのポケットに入れておけばよいと考えるかもしれない。しかし、大画面化したスマートフォンでは衣服のシルエットが崩れてしまうし、不意の振動で滑り落ちることもある(筆者も経験済みだ)。

 こうした「頻繁に使うデバイスへのアクセス速度」と「手ぶら感覚の携行性」のジレンマを、ハードウェアのアプローチで解決するのが、AULUMU(オルム)のアーバンギアシリーズ「B01 Urban Transit Gear スリングバッグ」(以下、B01)と「B02 Urban Transit スマホ スリングバッグ」(以下、B02)だ。スマートフォンをバッグの中にしまい込むのではなく、外側にマウントするという逆転の発想が新しい。今回、両製品を試用する機会を得たので、その使い勝手を紹介する。

「B01 Urban Transit Gear スリングバッグ」(写真右下)と「B02 Urban Transit スマホ スリングバッグ」(写真左上)

 B01は、都市生活におけるEDC(Everyday Carry:日常的に持ち歩くアイテム)を無理なく収められるスリングバッグだ。

B01と付属物
B01に後述する着脱式メタルマグネットマウントを取り付けた状態
B01本体の外観

 本体サイズは約30.5(縦)×18.5(横)cm。重量は実測で408gと、しっかりとした見た目に反して軽量だ。

本体のみでは408gであった

 B01最大の特徴は、底部に設けられたエクスパンダブル(拡張)機構だ。通常時の容量は約2.5Lだが、ファスナーを開けると最大約3.5Lまで収納スペースを広げられる。

通常時のメイン気室。物があまり入らなそうだ
底部に設けられたエクスパンダブル機構を開放するためのファスナー
底部のファスナーを開くことで、メイン気室のマチが大幅に広がる
メイン気室が広がった

 メイン気室の内部には複数のポケットが効率よく配置されており、モバイルバッテリーやUSB充電器、ケーブル類、ワイヤレスイヤフォン、薄型ウォレット、文庫本や小型のメモ帳などを整然と収められる。厚みは通常時でわずか1.8cmとスリムだが、拡張時には9cmまで広がり、500mlのペットボトルや折りたたみ傘も収納可能だ。背面にはセキュリティポケットを備えており、パスポートなどの貴重品の収納にも抜かりはない。

大きなファスナー付きメッシュポケットが見える
反対側には幅を2分割したオープンポケットとファスナーポケット、カード入れがある
メイン気室内部に備えられたキーストラップ
背面にはファスナー付きセキュリティポケットを備える。また、短いハンドルがあるので、サッと手に取りやすい
ファスナーは全て止水タイプだ
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 B01は通常時こそかなりソリッドな見た目だが、前述の通り底部のファスナーを開ければ容量を拡張できる。実際に、モバイルバッテリーやAC充電器、ケーブルといったEDCセットに加え、クレジットカードや名刺入れ、UMPCまで収納できた。これなら、ちょっとした気分転換に外で作業したいときにも気軽に持ち出せそうだ。

容量を拡張した上で、いろいろなものを詰め込んだB01
これだけのものを収納できた。なお、ARグラスは底部のメッシュホルダーに格納していた
収納時の状態

 筆者は普通自動二輪車を日常の足として使っているが、方向音痴のため、「分かっている」はずの場所からの帰り道でよく迷う。「分かっていない」場所への往復なら、スマートフォンをナビとしてバイク用ホルダーにセットしておくので、すぐに確認できる。しかし、それ以外の場合は落下などの恐れがあるため、スマートフォンをリュックの中にしっかりしまい込んでいる。

 この場合、スマートフォンを確認するには、バイクをどこかに止めるのはもちろん、リュックを下ろし、グローブを外し、リュックのポケットを探って取り出す――という手間がかかる。

 その点、B01ならバッグ部をクルリと前に回し、片手でスマートフォンを取り出せる。しかも、グローブを外す必要もない。

こちらはB02だが、着脱式メタルマグネットマウントに格納したスマートフォンはグローブを着用したまま取り出せる

 道に迷ったときに限らず、お気に入りのガソリンスタンドで給油する際、アプリのバーコードをかざして割引を受ける人は多いだろう。そうした場面でも、リュックやバッグの中をガサゴソと探る必要がなく、スマートに振る舞える。

 B02は、メインのバッグとの2つ持ちが特に便利だと感じた。女性用の服にはポケットのないものが多く、あってもごく小さく、実用的でないこともある。男性用ジーンズなら尻ポケットに収まるスマートフォンも、女性用でははみ出してしまうのだ。

 そうした場合でも、B02があれば安心だ。前述の“外付けポケット”として機能するからだ。何かの拍子に落とすリスクを減らせる上、スマートフォンの定位置が決まるので、探す手間も省ける。

 このスリムな本体に何を入れるかは悩ましいところだが、鍵やクレジットカード、海外渡航時ならパスポートなど、必要最小限の貴重品を入れるのが現実的な使い方だろう。着脱式メタルマグネットマウントを取り付けた状態でも厚みはスマートフォン+α程度に収まるので、ジャケットの下に装着してもさほど違和感はなさそうだ。貴重品を衣服の内側に身に着けておけば、防犯面での安心感もさらに高まるだろう。

B02はスリムなので、アウターの下に装着してもほとんど目立たない

 スマートフォンをバッグの中から外へと解放し、フットワークを軽くするとともに、操作時の所作までスマートにしてくれるAULUMUのB01とB02。端末の出し入れにプチストレスを感じていた人にとって、手放せない相棒となるに違いない。

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