コメダブランドのおむすび専門店『おむすび米屋の太郎』に行ってみよう
『コメダ珈琲店』が好きだ。メニューの美味しさ、店内の雰囲気、ブランドイメージなど、どれを取っても人を惹きつけるものがある。
好きすぎて以前、コメダ珈琲店以外のブランド店を巡ったこともある。
そのコメダが最近新たに【おむすび専門店】を展開したという話を聞いた。コメダはパンが美味いが、米も美味いのだ。和風コメダと呼ばれる『おかげ庵』でもおむすびや雑炊のメニューがある。
雑炊ではなく「お雑炊」でした。勝手に品位を下げてすいません。
そしておむすびだけが独立して専門店になったというわけだ。
個人的におむすび専門店というのは見かけたら割と嬉しかったりする。よく駅ナカの店舗などで電車を待つ間に軽食として食べることが多く、コンビニなんかよりこだわった素材や珍しい具材も多くて好きだ。
それがコメダブランドで味わえるだなんて。テンションが上がってきた。行かねば。
というわけで来ました。これが『おむすび米屋の太郎』。OPENしたばかりで綺麗な外観です。
ぱっと見は街のおむすび屋さんって感じだ。事前情報なしでコメダブランドと気付くのは難しい気がする。コメダンディ(コメダ珈琲店のロゴのおじさん)が米を握っていたりしてほしい。
2025年4月現在、東京に1店舗と埼玉に2店舗の計3店舗のみで、その中でもイートインスペースがあるのはこの埼玉の「樹モール店」のみとなります。店内は清潔でゆったり過ごしやすい。
気になるおむすびのラインナップをチェックだ!
おわ~~~全部美味しそう。一般的なラインナップを取り揃えた上で、豚キムチや鮭マヨネーズなど、どう考えてもご飯に合うものが並んでいます。
この頂点から具材を味わえる専門店特有のおむすびの形も嬉しいですよね。練習しないと握れないやつ。
そして特徴的なのは「名古屋おむすび」のラインナップ。コメダが名古屋発祥である故の持ち味ですね。
東京近辺で名古屋名物が気軽に味わえるのはなかなか珍しくて良いんじゃないでしょうか。特にうなぎなんておむすびで味わえちゃっていいんですか?!
サイドメニューもシンプルで素敵。おむすびの前で変に気取ったメニューはいらないのだ。
木札で見たら居酒屋のメニューみたいで更に魅力的に見える。困った。
かなり迷ったけどここは純粋に食べたいものを選ばせてもらおう。
セットメニューはイートイン店舗限定
というわけで「味噌ヒレカツ」と「高菜明太」にしました!唐揚げ、玉子焼きのお惣菜は残念ながら売り切れてしまっていたので、漬物と赤だしのセットで注文。
米と味噌汁に、きゅうりとたくあんの漬物。これ以上ない美しい構成。朝昼晩、いつ食べても身体に染み渡ること間違いなし。
「デカ味噌ヒレカツ」というメニュー名でもいいと思う
それにしてもカツがデカいな。これは握ったというより後から米に突き刺したんじゃないか。
メニュー写真と比べても見劣りせず、期待を超える量の飯を出してくる辺りは、やはり流石コメダブランドというべきか。
こんにちは。めいと と申します
味噌ヒレカツから出来立てのうちにいただきましょう。気になる味の方は……
濃厚で美味い!
けど、見ての通りこれは味噌カツ単体の美味さで、まったく米と海苔は味わってません。横からいくか、口内を2倍に拡張しないと初手でおむすびとして味わえないと思います!尖ってる。
でも幸せ。味噌の甘さとヒレ肉の旨味でどんどん食べ進めたくなり、米に辿り着けばおむすびとしてしっかり美味しい!手軽に味わえる名古屋、いいですね……
コメダ珈琲店の「みそカツパン」もびっくりするくらい美味しいもんな。パンにも米にも合うなんて凄いぜ。
赤だしは少しトロっとした口当たりで、これも愛知の赤みそを使っており、ほっとする美味しさ。
具材はなめこと豆腐です。そんなん一番嬉しいやつやね。たっぷり入ってらぁ。
高菜明太も食べます。明太子も高菜も片方だけで主役として成立するのに、両方入れてしまうなんて贅沢すぎる。僕だけこんなに幸せでいいのかな。
両方とも福岡名物であるものの意外とない組み合わせだ。ダブル主人公、好きですよ。
結構辛めだけど米が進んで美味しいー!
中までぎっしり具材が入ってるよ~と言う為に割って撮ったけど、一瞬でボロボロに崩れて最悪な見た目になってしまったので、ムクドリで隠させていただきました。それくらい米がふわふわなんです。
漬物も大変美味しい。きゅうりはさっぱり、たくあんは少し濃い目の味付けだ。日本人のDNAが喜んでいる。
赤だしが本当に沁みる。心に。
店内だと温かいお茶も出してくれます。言うことがないね。店内で握り立てではあるものの提供が早く、サッとおむすびを食べて街に繰り出すことが出来る、素敵なライフスタイルが見えます。
めちゃくちゃ正直なことを言うと、コメダらしさみたいなものはあんまり感じないのですが、おむすび専門店として普通に素敵な感じですね。家の近くに一軒あると嬉しい。
まぁ“コメダらしさ”なんていうのもコメダ珈琲店の幻影を追っているだけの虚像なのかもしれませんが…… ここは『おむすび米屋の太郎』なんだ。それでいいじゃないか。
テイクアウトでも買ってみました。
「紀州南高梅」と「とり天むす」をチョイス。おにぎりバトルなら攻守のバランスが取れた良い選択だと思います。
種が抜かれたデカい南高梅がボンッと乗っている、オーソドックスな梅のおむすびです。
口の中でほぐれた米を酸味で包み込む。甘さと酸っぱさのバランスが丁度良い!
中までぎっしり具材が入ってるよ~と言う為に割って撮ったけど、一瞬でボロボロに崩れて最悪な見た目になってしまったので、勉強コアラで隠させていただきました。写真が下手でごめんなさい。
とり天、これもおっきいね。後乗せにしか見えないぜ。名古屋むすびシリーズは気合が入っている。
しっかりと中にもとり天が入っています。そして味が濃くてうめー!米に合いすぎ!!!
名古屋コーチンを使った天ぷらで、旨味が段違い。名古屋の味が濃いもの、全部米に合うという当たり前のことを再認識しました。
テイクアウトでも十分大満足でした!
改めて調べてみるとコメダの創業者がお米屋さんだったらしく、その系譜を今受け継いで『おむすび米屋の太郎』を展開しているということを考えると、なかなか熱い話だ。
おむすび屋さんやパン屋さんなど、喫茶店以外にも事業を広げるコメダブランドに今後も注目だ!
ちなみにこれはお得情報なんですが、この『おむすび米屋の太郎』、東京の「新宿センタービル店」は、隣に和風コメダの『おかげ庵』の店舗もあります。お雑炊なんかを食べて、ついでにおむすびも買って帰ってみてはいかがでしょうか!