トヨタの“新スポーティSUV”「カローラ クロス GRスポーツ」のディテールとは? スポーツカーづくりのノウハウを開発に応用! 気になる受注再開の時期は?
TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)が2025年8月4日に発売したコンパクトSUV「カローラ クロス」のハイパフォーマンスグレード「GRスポーツ」。その実車を子細にチェックすることができました。
「カローラ クロス」は「カローラ」シリーズ初のSUVとして2021年に誕生。2025年5月には大規模な商品改良を受けています。
今回フォーカスする新グレード「GRスポーツ」は、そんな進化した「カローラ クロス」に設定されたハイパフォーマンス仕様です。
開発を担当したTGRは「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を通じて鍛え上げられたスポーツカー「GR」シリーズを展開。
その卓越した走行性能や走りの世界観を、より多くの人々に提供することを目指した「GRスポーツ」のラインナップに新たに加わったのが、この「カローラ クロス GRスポーツ」というわけです。
「カローラ クロス GRスポーツ」は、TGRがモータースポーツへの挑戦で培った技術や知見を活用してボディ剛性の強化や足回りのチューニングを実施。「GRヤリス」や「GRカローラ」といった「GR」シリーズを手がける開発ドライバーも携わり、走行性能を高めているのが特徴です。
その違いは、スポーティなデザインと走りのための機能を両立したエクステリアからもうかがえます。
目を惹く専用のフロントバンパーには、進化した“ファンクショナル・マトリックス・グリル”を採用。これは「GR」の各モデルに共通するグリルデザインで、“G”をモチーフに六角形のメッシュ形状を導入しています。
また、バンパーサイドに開口部を設けることで空気の流れを最適化。これにより走行時の安定性も確保しています。
アッパーグリルは、「GR」各モデルのフロントアイデンティティである、ヘッドライトの造形を一文字につないだデザインを導入。アッパー部を薄くする一方、アンダー部は低く構成することで、低重心と安定感を強調したスポーティな印象のフロントフェイスとしています。
こちらも専用となる19インチのアルミホイールには、ダーククリア切削光輝&ブラック塗装仕上げを導入。センターオーナメントやブラック塗装ホイールナットも備わります。
また、ドアウインドウフレームモールやリアのバンパーロアガーニッシュ、前後のトヨタエンブレムが専用のブラック仕上げとなるほか、前後には「GR」エンブレムも装備。さらに、オプションで専用のツートーンカラーを選べるなど、見るからに特別な仕立てとなっています。
対するインテリアは、「GRスポーツ」らしいスポーティな仕立てが魅力です。
「GR」ロゴが入った専用のスポーツシートは、コーナリング時に強い横Gがかかっても身体をしっかりサポートできるよう形状を最適化。
また、シート表皮のメイン部には身体がすべりにくいスエード調表皮を採用し、クルマとの一体感を高めて正確なステアリング操作をサポートします。
ステアリングは、グレーステッチやスモークシルバーメタリック加飾が施され、さらには「GR」ロゴも備わる専用の本革巻き3本スポークタイプで、同じく「GRスポーツ」専用となるパドルシフト、アルミペダル、「GR」ロゴ入りスマートキーも採用されています。
加えて、センタークラスターやインパネオーナメント、サイドレジスターベゼル、ヒーターコントロールパネルなどにスモークシルバーメタリック加飾を導入。機能性だけではなくデザイン性にもこだわっています。
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