玉城デニー知事が辺野古転覆事故「遺族の気持ち」代弁? 「出来るだけ静かに」...20日以上前の答弁が拡散

 沖縄県の玉城デニー知事の20日以上前の議会答弁がネット上で拡散され、SNSで批判の声が相次いでいる。2026年6月末の沖縄県議会で、3月16日に沖縄県・辺野古沖で起きた転覆事故により犠牲となった同志社国際高校(京都府)2年の武石知華さん(17)の遺族の気持ちを「代弁」するかのような内容だ。 【動画】辺野古転覆事故を「政治的利用しているのはかわいそう」と訴える議員 ■犠牲者を「政治的に利用しているのはかわいそうですよ」  事故では、同志社国際高校の生徒ら21人が乗った2隻のうち、「不屈」が転覆した後、助けに向かった「平和丸」も転覆した。平和丸に乗っていた武石さんと、不屈の男性船長の2人が亡くなった。  武石さんの遺族は事故後、「辺野古ボート転覆事故遺族メモ」のnoteアカウントを開設。事件をめぐる関係者の対応について発信を行っている。  こうした中、波紋を広げているのは、県議会での玉城氏による答弁だった。  島尻忠明議員(沖縄自民党・無所属の会)が質問に立ち、「遺族はいろんな報道で(武石さんは)ただ修学旅行に行っただけで『政治活動に利用されている』と。(沖縄)タイムスにも記事が載って、1日でこれを撤回している。政局にしているのはこういう人たちだ。政治的に利用しているのはかわいそうですよ。それについてどう思いますか?」と問いかけた。

 玉城氏は、「ご遺族のnoteにも書かれていることではありますけれども、『できるだけ静かにしていただきたい』というのが、ご遺族の気持ちだと思います」とした。  その上で、「ですから、このような事件のことについても、今、関係機関によって捜査も行われておりますので。可能な限り、我々もしっかりと心を静かに持つべきであろうというように思います」と語った。  SNSでは7月中旬ごろより、玉城氏の答弁の様子が拡散された。  玉城氏は「『できるだけ静かにしていただきたい』というのが、ご遺族の気持ちだ」としているが、武石さんの遺族はnoteで複数回にわたって関係者らの対応をめぐる疑問をつづっているほか、真相究明を求める思いを明かしている。  7月10日のnoteの記事でも、「事故から、間もなく4か月になります」とし、「時間の経過とともに、関係者の記憶は薄れ、資料は失われ、社会の関心も少しずつ離れていきます。捜査の終わりを待っていれば、いつか『適切な時期』が来るのでしょうか。私には、風化だけが進んでいくように思えてなりません」と不安を明かしていた。  なお、玉城氏は6月2日にも県庁で記者団の取材に応じた際、産経新聞の記者からの質問に対し、「(noteを)見てはいないけども、そういうようなお話がある、質問があるとは聞いている」と回答。批判の声が相次いでいた。  こうした背景から、SNSでは「いまだにご遺族のnoteを読んでいないとは驚きだ」「ご遺族の気持ちを無視している」などの声が相次いでいる。

J-CASTニュース
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