渋野日向子、西郷真央、竹田麗央が2打差3位で全米女子オープン最終日へ
◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 3日目(31日)◇エリンヒルズ(ウィスコンシン州)◇6829yd(パー72)
3打差2位から出た渋野日向子が2バーディ、2ボギーの「72」で回り、通算5アンダー3位で最終日を迎える。2位で終えた前年大会の雪辱へ、首位のマジャ・スターク(スウェーデン)を2打差で追う。
単独首位スタートの西郷真央は渋野とともに最終組を回って3バーディ、6ボギーの「75」とスコアを落とした。渋野と同じ通算5アンダー3位に後退したものの、4月「シェブロン選手権」に続くメジャー連勝のチャンスを残した。
5打差12位で決勝ラウンドに進んだ竹田麗央も優勝争いに加わった。出だし1番(パー5)で2打目を1.5mに絡めるイーグルを奪ったほか、2バーディ、2ボギーの「70」をマーク。西郷、渋野と並ぶ通算5アンダーでメジャー初制覇の可能性を引き寄せた。
渋野は「なかなか大変な一日ではあった。とりあえずイーブンで何とか上位に残れて良かった」というタフなラウンドを終え、ティショットを大きく左にミスした16番(パー3)で必死にパーを拾った場面を振り返る。「(ティショットを)大ダフリしたんで…。今週というか、私はずっと大ダフリが“お友達”みたいな感じなので、『あっ、出ちゃったな…』と思いつつ、すごいつま先下がりではあったんですけど、ボールは平たんなところになって、奥の傾斜も使える感じだったので、ホントにラッキーだった」
日本勢3人が上位で並ぶ優勝争いには、特に今シーズン米ツアーで活躍する後輩たちの姿をまぶしく見ていただけに感情もたかぶる。「自分も頑張らなきゃ…と思わせてもらえる環境が今までにすごくあった。自分も“いつか”はやらなきゃと、(その)“いつか”がいつなんだ…みたいなもどかしさもありながらですけど、みんなの活躍がすごく刺激になっているのは間違いない。あした優勝争いができるのは楽しみですし、緊張もします。まだまだチャンスはあるので、悔いが残らないように頑張りたい」と意気込みを口にした。
「68」と伸ばしたルーキーのジュリア・ロペス・ラミレス(スペイン)が19位から通算6アンダー2位に急浮上。渋野、西郷との最終組をプレーした世界ランキング1位のネリー・コルダが通算4アンダー6位につけ、逆転での大会初制覇を狙う。
10人が決勝ラウンドに進んだ日本勢は以下、カットライン上の43位から出た河本結が「70」と伸ばして通算1アンダー13位に浮上。先週のメキシコ開催「リビエラマヤオープン」で米ツアー初優勝を遂げた岩井千怜が通算イーブンパーの21位で続く。
通算6オーバー47位に岩井明愛、馬場咲希、山下美夢有。通算7オーバー53位に小祝さくら、通算8オーバー55位に桑木志帆。
日没により持ち越された第2ラウンドは早朝に終了し、通算2オーバーで終えていた2021年、24年覇者の笹生優花はカットラインに1打届かず予選落ちした。
1/-7/マジャ・スターク 2/-6/ジュリア・ロペス・ラミレス 3T/-5/渋野日向子、西郷真央、竹田麗央 6/-4/ネリー・コルダ 7T/-3/ミンジー・リー、リン・グラント、サラ・シュメルツェル :
13T/-1/河本結
21T/0/岩井千怜 47T/+6/岩井明愛、馬場咲希、山下美夢有 53T/+7/小祝さくら 55T/+8/桑木志帆