iPhoneのディスプレイに見えないQRコードがあるって知ってた?
2023年10月6日の記事を編集して再掲載しています。
iPhoneユーザーの方、お手持ちのiPhone画面をじーっと見てみてください。この画面のどこかにあるんですって、隠されたQRコードが…。
ま、見えないんですけどね!
見えないQRコードはなんのため?
QRコードは製造プロセスで活用されています。
QRコードについての記事を掲載したThe Informationによれば、Apple(アップル)が部品のQRコードシステムを導入したのは2020年。不良部品を減少・トラッキングするのが狙いでした。
ネタ元の9to5Macの解説によれば、中国のガラス加工メーカー&iPhone部品供給元であるLens TechnologyとBiel Crystalが、何枚のガラスディスプレイを製造しているか、製造過程でうち何枚を不良品として破棄しているかが正確にトラッキングできるそう。
製造の問題なので、プリントされているQRコードは消費者の目に見えなくていいのです。
だから砂粒程度の極小サイズで、特殊なマシンで読み取るんですって。ディスプレイだけでなく、内部部品にもQRコードがあり、中にはiPhoneを分解したら目で見えるものもあるんですって。
QRコード刻印は至難の技
ディスプレイに隠しQRコードを彫るのは、画面が割れやすくなるなど技術的問題も発生。導入コストだってかかります。
しかし、より正確な製造枚数&不良品を把握するため、新技術を開発して臨み導入に成功。結果、ディスプレイガラスの破棄枚数は10枚につき3枚から1枚程度にまで減少。Appleは年間何百万ドルというコスト削減に成功しました。
QRコードどこにある?
小さすぎて見えないよと言われても気になる方。ディスプレイ下方の黒いフレーム部分にあるんですって。システムが導入された2020年のiPhone 12は、フロントスピーカーの上あたりにあるそう。
じーーーーーっと見ても、見えません。
Source: via 9to5Mac