【バレー】日本男子、準々決勝敗退 パリ五輪銀のポーランドに0-3ストレート負け/ライブ詳細

<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL)男子:日本-ポーランド>◇31日◇ファイナルラウンド(R)準々決勝◇中国・寧波

世界ランキング5位で予選R4位通過の日本が、準々決勝で姿を消した。昨夏のパリ五輪銀メダルのポーランド(世界ランキング1位)に0-3(23-25、24-26、12-25)のストレート負け。予選Rでも1-3で敗れていた強豪に屈し、親善試合を除くと2011年11月から13連敗となった。3大会連続の表彰台も逃した。

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◆決勝トーナメント組み合わせ

日 本 0 23-2524-26

12-25

3 ポーランド

◆試合経過

第1セット

日本はセッター永露元稀、オポジット宮浦健人、アウトサイドヒッター石川祐希と高橋藍、ミドルブロッカー小野寺太志、佐藤駿一郎、リベロ小川智大をスタメンで起用。第1セットは、宮浦のスパイクや石川のライトからのフェイント、宮浦のサービスエースなどで7-5と先行する。9-9の場面では、宮浦のバックアタックや永露の連続サービスエースで3連続得点に成功。15-12では石川の華麗なバックトスで高橋のスパイクを演出するなど、流れを引き寄せた。だが、20-19でミスも絡み4連続得点で一気に逆転を許すと、最後はサーブがアウトとなり23-25。セットカウントを先取された。

得点を喜ぶ石川祐希(C)FIVB                    
得点を喜ぶ高橋藍(C)FIVB                    

第2セット

第2セット、セットカウントを先取された日本は第1セットと同じメンバーでスタートした。序盤からサーブミスが目立ち、連続得点を許す展開。3-7と主導権を握られた。その後もオポジット宮浦健人がブロックで止められるなど、なかなかリズムをつかめなかった。だが、13-16で途中出場のミドルブロッカー西本圭吾がクイックを決めると、チームも発奮。石川祐希のスパイクやセッター永露元稀のブロックなど4連続得点で17-16と逆転に成功した。その後はサイドアウトの応酬が続いたが、21-20から3連続失点で再逆転を許す。佐藤駿一郎のブロックで土壇場で追いついたものの、24-25から石川がブロックされセットカウントを連取された。

得点を喜ぶ永露(右)(C)FIVB                    
得点を喜ぶ高橋藍(中央)(C)FIVB                    

第3セット

セットカウント0-2と後がなくなった日本は第3セット、セット頭からミドルブロッカー(MB)西本圭吾を起用した。立ち上がりから高橋藍や石川祐希らアタッカー陣がブロックにかかる苦しい展開。セッター大宅真樹やMBラリー・エバデダンを投入して打開を図ったが、タッチネットやコンビネーションのミスなど集中力を欠いたプレーが頻発し、7-13と大きくリードを取られた。宮浦健人のサービスエースなど乗っていけそうな場面もあったものの、ブロックやツーアタック、サービスエースなど5連続失点で9-18。石川、高橋、宮浦を交代させて若いメンバーを起用した。それでも相手の流れを止められず、最後はレフトから決められて12-25で敗れた。

サーブに臨む宮浦(C)FIVB                    
レシーブする石川(C)FIVB                    

◆バレー男子日本代表主な日程&結果

【イラスト】バレー男子日本代表主な日程&結果

◆バレー男子日本代表メンバー

【イラスト】バレーボール男子日本代表 千葉大会メンバー

◆ネーションズリーグ(VNL)男子 1990年から始まったワールドリーグに代わる大会として18年に新設。18の国と地域が参加し、3週にわたる予選Rで世界各地を転戦、上位7チームと開催国がトーナメント方式のファイナルRに進出し、世界一を決める。日本は昨年大会、男女ともに銀メダルを獲得した。

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