米政権、農場やホテルでの不法移民摘発一時停止を指示 米紙報道
トランプ米政権が移民当局に、農業部門やホテル、レストランでの不法移民摘発を原則一時停止するよう指示したと米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が13日報じた。フロリダ州マイアミ近郊で2019年7月撮影(2025年 ロイター/Marco Bello)
[13日 ロイター] - トランプ米政権が移民当局に、農業部門やホテル、レストランでの不法移民摘発を原則一時停止するよう指示したと米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が13日報じた。
農場、ホテルなどのホスピタリティ産業は移民労働者に大きく依存する。農業団体は、強制送還措置の免除を政権に要請。トランプ大統領は12日、農業やホテル産業への移民取り締まりの影響に対処するための命令を近く出すと述べていた。
NYTによると、移民・税関捜査局(ICE)の高官が地方拠点の責任者向けの指針で「本日より、農業(養殖業と食肉加工工場を含む)、レストラン、営業中のホテルの全ての職場への強制捜査/活動を一時停止」するよう指示した。国土安全保障省は同紙にこの指針を確認した上で、「大統領の指示に従い、最悪の犯罪者である不法滞在者を排除する取り組みを継続する」と述べたという。
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