米国株式市場・午前=急騰、S&P500が3月以来の高値
12日午前の米国株式市場は急騰した。米中の追加関税引き下げ合意を好感し、S&P500指数は3月初旬以来の高値を記録した。(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク/ロンドン 12日 ロイター] - 12日午前の米国株式市場は急騰した。米中の追加関税引き下げ合意を好感し、S&P500指数は3月初旬以来の高値を記録した。
大型テクノロジー株のほとんどが急伸。半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは4%上昇、米電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O), opens new tabは4.7%上昇した。半導体株指数(.SOX), opens new tabも5.9%上昇し、約2カ月ぶりの高値を記録した。
投資家の不安心理を示す「恐怖指数」として知られるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のVIX指数(ボラティリティー・インデックス)(.VIX), opens new tabは19.19まで低下し、4月の関税発表前の水準となった。
一方、この合意は投資家資金のリスク資産への流入を促し、債券などの安全資産に打撃を与えた。
指標となる米10年国債利回りは9ベーシスポイント(bp)上昇して4.465%。10年債利回りは依然として、トランプ氏が一連の関税を発表した4月2日の「解放の日」以前の水準を大きく上回っている。
2年国債利回りは12.1bp上昇して4.004%となった。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場
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