親日家・スウェーデン国王と彬子女王、万博会場でパレードをお見送り

5時間前

カール16世グスタフ スウェーデン国王陛下と彬子女王殿下がパレード参加者と談笑する一幕も(撮影5月14日:大阪・関西万博)

(写真10枚)

スウェーデンのカール16世グスタフ国王が、開催中の『大阪・関西万博』を訪問。5月14日、「スウェーデン・ナショナルデー」のオープニングセレモニーに登場し、式典の最後には、彬子女王たちとともに、ナショナルデーの開催を祝う約80名のパレードに手を振り見送った。

5月13日から16日の日程で来日中のカール16世グスタフ国王は、1970年の「大阪万博」に皇太子として初来日。以降「つくば万博」「愛知万博」などにも来日している。また、スウェーデン王室と日本の皇室は非常にかかわりも深く、平成、令和のそれぞれの「即位の礼」にも参列。来日はなんと20回を超え、娘のヴィクトリア皇太子とともに来日したことも。

カール16世グスタフ スウェーデン国王陛下(撮影5月14日:大阪・関西万博) スピーチするカール16世グスタフ スウェーデン国王陛下(撮影5月14日:大阪・関西万博)

そんな「親日家」と言われる、カール16世グスタフ国王を一目見ようと、「レイガーデン」には朝から式典参加希望者が多数集まった。「お並びいただいても、中に入れない可能性が高いです」とスタッフが呼びかけても、列はどんどん長くなり、これには会場のスタッフも「それだけスウェーデンに親しみを感じている方が多いということですね」とうなずいていた。

式典会場前には長い列が(撮影5月14日:大阪・関西万博)

スウェーデン・ナショナルデーと、国王の来日を祝うパレードには、日本のスウェーデン大使館の呼びかけに応募した、北欧音楽の愛好家や、スウェーデンファンなど、関西近郊在住者を中心に、約80人が参加。

スウェーデンの伝統衣装をまとったパレードは、さわやかな演奏で大屋根リング沿いを練り歩き(撮影5月14日:大阪・関西万博) スウェーデンの伝統衣装をまとった有志たちがパレード「国王のお姿もバッチリ見れました」(撮影5月14日:大阪・関西万博)

「レイガーデン」前で見守るカール16世グスタフ国王や、彬子女王らに手を振りながら出発。現地の伝統衣装をまとったパレードは、さわやかな演奏で大屋根リング沿いを練り歩き、来場者たちの注目を集めた。

カール16世グスタフ スウェーデン国王陛下と彬子女王殿下に見守られちょっと緊張気味の参加者も(撮影5月14日:大阪・関西万博)

また、セレモニーでは「SixTONES」らにも楽曲提供する、スウェーデンの世界的なプロデューサー・アルビン・ノルドクビスト氏と、シンガーのマリン・クリスティン氏がパフォーマンス。『Everlasting』など3曲を披露し、会場を盛り上げた。

スウェーデンのシンガー・マリン・クリスティン氏と、世界的プロデューサー、アルビン・ノルドクビスト氏が式典でパフォーマンス(撮影5月14日:大阪・関西万博) 現地の風景の映像をバックにパフォーマンス(撮影5月14日:大阪・関西万博)

シルヴィア王妃との結婚披露宴でスウェーデンを代表するグループ・ABBAが当時新曲だった『ダンシング・クイーン』を初演奏した、というエピソードが広く知られるカール16世グスタフ国王。このステージも存分に楽しまれたに違いない。

カール16世グスタフ スウェーデン国王陛下と彬子女王殿下(撮影5月14日:大阪・関西万博)

その後、カール16世グスタフ国王は万博会場内で、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの北欧5か国からなる「北欧パビリオン」などを視察した。

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