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チームレポート

 9月1日「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ」(沖縄県で9月5日から14日)に出場する侍ジャパンU-18日本代表の直前合宿4日目が沖縄セルラースタジアム那覇で行われた。

 この日は、野手陣はノックやフリー打撃、投手陣はコンディショニングを中心とした練習が行われた。

 今夏の甲子園優勝投手である末吉良丞(沖縄尚学)はブルペン入りし、捕手を座らせて20球を投じた。  小倉全由監督は「良いボールを投げていました」と安心し、2日18時から同球場で行われる「侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 沖縄県高校選抜」での先発起用を明言。「夏の甲子園1・2回戦のような安定したコントロールで、力強い投球をして欲しいです。今日の投球を見たらやってくれるんじゃないかと思います」と期待をかけた。

 U-18W杯での起用の構想については「先発で行きたいなとは思っています。(大会規定の)球数制限もありますし、コーチ陣と話し合いながら、どのカードに当てるか決めていきます」と明かした。また、代表結成後に実戦登板の無い昨夏の甲子園優勝投手である西村一毅(京都国際)についても「本人は昨日も投げたいとは言ったのですが(甲子園での疲れも考慮して)休んでもらいました。明日は投げてもらいたいと思います」と起用を明言した。

 2日の試合は、チケット約1万8千枚がすでに完売(当日券の販売は無し)。この状況について小倉監督は「ありがたいですよね。選手たちの刺激になるし、しっかりした野球を見てもらいたいと気持ちが入って、いい野球になると思います」と気合い十分。加えて「サインプレーや投手・捕手の関係(相性)も確認していきたいです」とも語った。

 これ以上ない環境が揃った大会前最後の実戦で、どのようなパフォーマンスで大観衆を沸かせるのか楽しみだ。

監督・選手コメント

末吉良丞(沖縄尚学)

「満員の球場ということで持ち味である速いストレートとキレのある変化球を使って空振りを奪い、チームの勝利に貢献できる投球をしたいです。今日は自己採点で80点くらいの投球ができました。コンディション調整も順調です。(国際大会仕様に変わっているマウンドについて)普段と比べるとマウンドが硬いので体全体で投げるようにしていきたいです」

沖縄県高校選抜・比嘉公也監督(沖縄尚学高監督)

「明日の先発は新垣有絃(沖縄尚学高2年)です。沖縄県民の注目が高い中で観る人がワクワクするような試合展開にしたい。新垣と末吉、それぞれが真っ向勝負に挑んでもらいたいです。末吉は休み明けにフワッとするところがあるので、沖縄県選抜の監督としてはそこを叩いていきたい。沖縄尚学の監督としては本番に向けた良いきっかけにしてほしい。一夜限りのチームですが、沖縄県のレベルの高さを見せたいですし、U-18代表にとって本番に向けて意味がある試合になればと期待しています」

特設サイト出場選手チケット

大会期間

2025年9月5日~9月14日

オープニングラウンド(グループA) 9月5日(金)18:30 日本 - イタリア 9月6日(土)18:30 日本 - 韓国 9月7日(日)14:00 キューバ - 日本 9月8日(月)18:30 日本 - 南アフリカ

9月9日(火)18:30 プエルトリコ - 日本

スーパーラウンド 9月11日~9月13日

3位決定戦・決勝 9月14日

開催会場

沖縄セルラースタジアム那覇、糸満市西崎球場

出場する国と地域

グループA 日本、韓国、プエルトリコ、キューバ、イタリア、南アフリカ グループB

チャイニーズ・タイペイ、アメリカ、パナマ、オーストラリア、ドイツ、中国

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