空飛ぶTeslaロードスター、ハリボテ説浮上。本物だったとしても公道走れるの?(ギズモード・ジャパン)

空飛ぶTeslaロードスター、ハリボテ説浮上。本物だったとしても公道走れるの?(satomi)

ジェット噴射でくるっと宙返りするTeslaロードスター。一瞬見えた車体の腹を見て、なんじゃこりゃ?となった人もいるのでは?

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事実、X上では「Empty shell(抜け殻)?」という疑問の声が湧き起こり、一定の支持を集めていました。現実のTeslaロードスターはPerformance、​Thrust、​Rocketの3モデルで、基本2人乗りですが、宙返りができるとされるRoketモデルは1人乗り。これだけ飛ばすには運転席の後ろのみならず、助手席にもでっかいタンクを積まなければ合計600リットルの圧縮ガスは確保できないんですね。なんかドライバーの姿が見えないのも、ちょっと気になりました。空飛ぶ具体的な仕組みについてはデモの前日、カーメディアのHagertyが開発責任者に取材している動画が一番くわしいです(取材場所は不明。レポーターは目隠しされてTesla車の自動運転で連れていかれたそうです)。以下にどうぞ。気になる重量については「まだ最終ではないけど、とりあえず1700kg弱まで軽量化した」と話してます。初代ロードスターが約1300㎏だったことを考えると決して軽くはないけど、これだけ多機能なこと考えると、だいぶがんばってる数字。バッテリーは4680セル。1回の充電で航続300マイル(約420㎞)超。ご覧のようにスチールじゃなくアルミ製なので、それも軽量化に役立ったそうですよ。ヘッドライトはポップアップではなく「ポップダウン」。車体前後のみならずサイドからもボディが突き出て、空気の流れを制御するギミックも装備しました。そんなこんなで実物見てきた記者さんもいることだし、ハリボテ飛ばしてAIで脚色つけたフェイク映像とかではないようす。もっとも、記者さんが見たのはThrustモデルであって、空飛ぶRocketモデルじゃないので、本当にあんな風に飛べるかどうかは上の動画を見てからも「?」ですけどね。仮に飛ぶとしても、こんな巨大な1万PSIの高圧水素貯蔵用タンクを背中にしょって空飛ぶのも勇気要りますよね。「1年半くらい前には1秒未満で0から時速60マイル(約97km)まで加速できるって言ってたけど、吸引システムとこれのおかげで、わずか0.55秒で時速60マイル(約97km)の加速が可能になった」と開発責任VPは鼻高々ですが、「これで生成される推進力はだいたい80kN超で、シングルエンジンの戦闘機と同じくらい」って、沿道に歩行者がいたら吹っ飛ばされちゃいます。てか、戦闘機って乗るほうも大変で、初めて乗った人はあまりのG(加速度)に、吐きまくるんじゃなかったっけ?しかもこのタンク。3~5秒飛ぶと空っぽになって、600Lまるまる補充するのにまた6~7時間かかるんです。長く飛んでも10秒が限界。「補充は30分に縮めようと鋭意努力中」って話ですけど、その5秒のためにタンクに囲まれて運転するロードスターって、なんなん?と思ってしまいます。あと、垂直な壁を登って天井に貼りつくデモもありましたが、あれだけの吸着力を確保するには地面にピタッと張り付いて空気を吸い上げなきゃダメ。砂利とかゴミ吸い上げて吐き出したら後続車両は涙目...。いろいろ考えると、公道を走るのはやっぱりムリって気がしてしまいます。これはイーロン・マスクも認識しているようで「違法かも」ってジョーク飛ばしてるし、注文ページにもよく見ると「納車される保証はありません」との但し書きがあります。この但し書きには、著名テック系ユーチューバーのMKBHDも目が点になってますよ。Teslaロードスターを楽しみにして9年前に予約金5万ドル払った人たちは一体どんな気持ちでデモを眺めていたんでしょうね。

話題作りにはなったけど、価格も発売時期も未定のままだし。「最初はエイプリルフールに発表を予定していた」なんて話まであって、どこまで本気にしていいかわからないデモふたたび、でした。

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