米女子ツアー初優勝の岩井明愛「いつも心のどこかに千怜がいる」/一問一答

◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 最終日(17日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6497yd(パー72)

岩井明愛が米女子ツアーで初優勝を飾った。単独首位から6バーディ、ボギーなしの「66」をマーク。通算24アンダーで後続に4打差を付けて逃げ切った。5月の「リビエラマヤオープン」での妹・岩井千怜に次ぐツインズV。ホールアウト後に喜びを語った。

―勝利を確信したのは? 18番のバーディパットくらいですね。リーダーボードを見たときに勝てそうだなと思った。最後は緊張がなくなった感じがして、良いパットが打てたと思います。

―前半3番、4番でナイスパーが続いた グレーシー(同組のグレース・キム)もすごくいいプレーをしていた。自分のプレーに集中して回りを気にせずプレーできたのがいい結果につながったと思う。ティショットが曲がってしまったが、相手もすごく(パット)長いのを決めて『おおっ』と思った。『自分も入る、頑張る』と思ったので運が良かったというか。普段なら入らないのがきょうは入ってくれた。

―岩井千が猛追した まったく気づかなかった。回りを気にする余裕もなく、とりあえず自分の一打一打に集中しました。本当に楽しめたと思います。キャディとも会話をしてリラックスできた。いい緊張感で回れました。

―先に岩井千が米女子ツアー初優勝を飾り焦りは? ありましたね。ことしは勝てそうで勝てない試合が悔しくて。勝てるのか不安があった。でも、きょうは先のことを考えてもどうしようもないと思って、打ち勝つ気持ちで頑張りました。

―母の恵美子さんがうれし泣き 日頃から支えてもらっている。きょうも一日、見守ってくれていたのでうれしかった。

―次の目標は メジャーを勝ちたいです。自分のペースで、ボチボチ頑張ります(笑)。来年…、難しいけどなあ、メジャー。(今季の残りは)千怜と一緒に何勝かしたい。自分だけではなく、いつも心のどこかには千怜がいるので、2人で行きたいです。

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