【ヤクルト】広島に今季5度目の零敗...最多タイ借金6 小川が6回122球 ファビアンに被弾の1失点も2敗目 田口が3失点 散発3安打

■プロ野球 ヤクルト 0ー4 広島  (5日 神宮) ヤクルトは広島に今季5度目の完封負け。10勝16敗1分で今季最多タイの借金6に膨らんだ。試合は3回に先発・小川が1死からファビアンの左翼席への3号ソロで先制を許す。小川は毎回走者を背負うも、ファビアンのソロ本塁打の失点のみにとどめ、6回1失点で降板。しかし7回に2番手・田口が無死満塁から末包の適時打で2点を追加されると、再び満塁を招き、代わった金久保が代打・菊池に適時打を許し4点差に突き放された。打線は広島投手陣の前にわずか3安打と沈黙し、序盤の2併殺が響いた。 先発・小川泰弘(34)。2勝1敗、防御率3.32で今季4度目の登板。前回の4月27日・中日戦(バンテリンドーム)は6回4安打2失点(自責2)で勝ち投手。今季の広島戦は4月3日(神宮)で9回を92球、2安打、無四死球の完封勝利のマダックスを達成している。 小川の初回は、1死から羽月に左前安打も、ファビアンを一飛、末包を三ゴロの上々の立ち上がり。2回は先頭の坂倉に左前安打、小園に四球で一、二塁も田村を二飛、矢野に死球で1死満塁としたが、高橋を空振り三振、野間を左飛に打ち取る。 スタメンはクリーンアップを除き大幅入れ替え。1番センター・岩田、2番ライト・内山、3番レフト・サンタナ、4番セカンド・山田、5番ファースト・オスナ、6番ショート・赤羽、7番キャッチャー・中村悠、8番サード・武岡、9番ピッチャー・小川を組み、茂木は8試合振りにベンチスタート。 相手先発・高橋に対し、初回は1死から内山が左前安打も、サンタナが遊ゴロ併殺打。2回も1死からオスナがストレートの四球で出塁したが、赤羽が投ゴロ併殺打に終わった。 しかし3回、1死でファビアンに1ボールから143km/h・シュートを捉えられ、左翼スタンドへの本塁打を浴び、0-1の先制を許す。 打線は3回に3者凡退も4回、広島2番手・鈴木に対し先頭の岩田が中前安打、内山が遊ゴロもサンタナが右翼フェンス直撃の二塁打を放ち1死二、三塁も、山田が二飛、オスナが空振り三振。 5回は1死から中村悠がストレートの四球も、武岡が二ゴロ、小川が一飛に打ち取られた。 小川は4回、2死から矢野に左前安打も高橋の代打・磯村を左飛に退けると、5回は2死からファビアンに左前安打も、末包を二飛に打ち取る。 6イニング目に突入した小川は、1死から小園に中前安打、その後盗塁を決められ二塁も田村を空振り三振。矢野に四球で2死一、二塁としたが、鈴木の代打・堂林をフルカウントからこの試合121球目となる直球で空振り三振に斬った。 6回の攻撃は、広島3番手・島内、7回は広島4番手・森浦に対し3者凡退に終わる。 小川は6回、今季最長121球を投じ、被安打6(被本塁打1)、奪三振4、与四死球3、1失点(自責1)の内容で降板。 7回はヤクルト2番手・田口が野間の中前安打、羽月のサードへのバントヒット、ファビアンの中前安打で無死満塁を招くと、末包に1ボール1ストライクからスライダーを左前に運ばれ、野間、羽月が生還し0-3。坂倉は左飛で1死、小園に四球で再び満塁としたところで3番手・金久保にスイッチも、島内の代打・1ストライクから菊池に150km/h・直球を中前に運ばれ、0-4と突き放された。 8回の金久保は2死から野間に四球、森浦の代打・二俣に左前安打もファビアンを左飛に打ち取る。 8回の攻撃は広島5番手・塹江に対し、中村悠が遊ゴロ、武岡の代打・古賀が中飛、金久保の代打・北村が空振り三振で3イニング3人で凡退。 9回は4番手・矢崎が末包を右飛、小園を右飛と3人で退ける。その裏、広島6番手・栗林の前にこの回も得点奪えずゲームセット。小川は2敗目(2勝)を喫した。

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