【AI予想・阪神JF】最終追い切りで自己ベストマークと絶好調! 渾身の仕上げで挑む人工知能の本命馬
今週の日曜日は、阪神競馬場で阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)が行われます。 過去10年の阪神JFは5番人気以内の馬が10勝2着5回3着7回で、6番人気以下からは勝ち馬が出ていません。6番人気以下は128頭が出走し2着5回3着3回となっていますので、極端な穴狙いは控えた方が無難かもしれません。 【写真】スターアニスのこれまでの軌跡 また、過去10年の阪神JFは前走クラスにも特筆すべき傾向があります。ここ10年の阪神JFは前走で重賞に出走していた馬が9勝2着3回3着8回。このうち、前走で2着以内だった馬が9勝2着1回3着6回となっています。前走で重賞に出走し連対しているのは、高い能力がある証拠と言えます。よって、実力のある馬が順当に結果を残しているということも言えるかと思います。 そのほかでは、前走がオープン特別だった馬が1勝2着1回3着1回で、前走が1勝クラス以下だった馬からも勝ち馬は出ていません。前走がオープン特別から勝った馬は2戦2勝で阪神JFに出走と底を見せていない馬でした。前走でオープン特別に出走していた馬でも、素質の高さを示す戦績ならば勝ち負けになると言えそうです。 そんな阪神JFで、はたしてAIはどういった結論に至ったのか。早速ですが、AIに弾き出された注目馬をご紹介します。 ◆不安らしい不安なし 今週の阪神JFでAIが本命に抜擢したのは、上位人気が予想されるスターアニスでした。 週初の本命候補にも挙がっていた本馬ですが、最終追い切りや枠順発表後もその評価に変化はなく、AIも太鼓判を推しているようです。 スターアニスは想定オッズで5番人気以内が有力な馬で、前走は中京2歳S(GIII)で2着。過去10年の阪神JFで勝ち馬に求められる条件を満たしています。 前走の中京2歳Sは残り200m手前で先頭に立って押し切るかに思えましたが、坂を上り切ったあたりで内へ大きく寄れてしまいました。ゴール前では内ラチに接触するほどで、負けたのはそのロスの影響が大きかったと考えていいでしょう。重賞レベルの能力を示すには十分な走りでしたし、今回のメンバーに入っても実力はヒケを取らないはずです。 この中間は状態がかなり上がっている様子で、最終追い切りでは坂路コースで自己ベストを更新。しかも、馬なりでマークしているほどですから、今は本当に調子がいいのでしょう。動き自体も首を使った走りでスピード感十分。陣営も仕上がりの良さに自信を持っているようです。 レース当日の阪神競馬場は雨予報が出ていますが、その点も陣営は心配していないようですし、他馬が苦労するなら歓迎だとコメントを残しています。母のエピセアロームは道悪の小倉2歳S(GIII)で優勝していますので、血統的にも渋った馬場は問題ないはずです。 残る課題は距離でしょうか。本馬はこれまで1400m以下のレースのみに出走。今回が初めての1600mになります。ただ、デビューからの3戦では鞍上の指示に従順なところを見せていますし、折り合いを欠く面も見せていません。ここまでのレースぶりから距離が延びても問題はないはずです。 不安らしい不安が見当たりませんし、ここも力を出し切れれば自ずと上位争いになっているはずです。配当的にも実績を考えれば妙味は十分ですし、ここが絶好の狙い目になるのではないでしょうか。