2026年、スマートグラス“覇権争い”本格化へ。ビッグテック4社が参入するかも(ギズモード・ジャパン)
今週行なわれたSamsungの決算説明会の中で、以前から話題となっていた自社のARグラスを今年中に発表すると明らかにしました。詳細まで踏み込んだ発表ではありませんでしたが、スマートグラス業界全体の流れを踏まえると、この一言だけで、2026年がスマートグラスの年になる予感がします。 Samsungのスマートグラスについてはまだほとんど何も明かされてはいませんが、発売されたらスマートグラス界隈では認知度の高い存在になるのはほぼ間違いないですよね。 そしてSamsungと協力してAndroid XRソフトウェアを開発しているGoogle(グーグル)も、別枠で自社ハードウェアを視野に入れています。 Googleは2013年のGoogle Glass以来となるスマートグラスを今年発表する予定で、Ray-Ban Meta AIグラスに近い音声機能に特化した眼鏡型デバイスになると予想されています。あ、Meta(メタ)もスマートグラスありましたね…。
というわけで、スマートグラス界隈はMeta、Samsung、Googleという非常に強力な3社が競合となります。この3社が入ってくるというだけで、スマートグラスがどれだけ注目株のデバイスなのかがわかります。 また、Apple(アップル)も独自のスマートグラス導入を検討していると報じられています。発売は2027年になる見込みですが、早ければ今年中に姿を見せるかもしれません。 実際Appleはスマートグラスにかなり本腰を入れているようで、より軽量で安価なApple Vision Proは一旦保留にして、スマートグラスの開発を優先しているとも伝えられています。 XRハードウェア分野の主要企業のほとんどが、遅くとも2026年から2027年までにスマートグラスを出すってことですね。加えて、XREAL(エックスリアル)、XGIMI(エクスジミー)、Mentraなどの比較的小規模な企業も2026年前半に製品を出す予定だということです。 2026年のスマートグラス市場が盛り上がりそうというだけではなく、過密状態になることが予想されます。
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大手企業が我先にと開発しているというだけではなく、スマートグラスには別の意味でも「戦い」があるようです。 その戦いの場所は、法廷。先月、2019年設立のスマートグラス企業SolosがMetaと、Ray-Banの製造元であるEssilorLuxottica(エシロールルックスオティカ)を特許侵害で提訴しました。Solosは、Ray-Banブランドのスマートグラスを作るために自社の技術が使われたと主張しています。 これだけではありません。映像系スマートグラスで人気を集めているXREALも同じ分野の競合であるVITURE(ヴィチュアー)を相手取り、訴訟を起こしています。訴えの内容も似ていて、XREALは自社のAR関連の特許が侵害されているとしています。 こういった訴訟に妥当性があるかどうかは別として、技術を守るため、あるいは市場での立場を維持するためには、裁判に踏み切る企業が出てくるという事実自体が、スマートグラス市場の重要性を物語っているんじゃないでしょうか。 というわけで、主役級の企業がそろい、市場競争は激しくなり、法廷でもドラマが繰り広げられ、たくさんのスマートグラスが登場するというのが2026年。この先どんな展開が待っているかは未知数ですが…。
岩田リョウコ