市況 - 株探ニュース
もちろん、4~6月(日経平均株価は4月7日~6月30日に1万円強、32.7%の急騰劇を演じる)のような上昇局面に突入するには身をかがめる必要がある。タイミング的には7月18日~8月11日が水星の逆行(4月7日は2025年1回目の水星の逆行の最終日)だ。このどこかで天与の仕込みチャンス(安いところを買えない人には明日はない?)が訪れるだろう。
●第4次産業革命が株高を支援する!長期金利(10年物国債利回り)は一時、1.595%と急上昇した。為替は1ドル=148~149円の円安に振れている。独歩安だ。日本売りに近い。やはり、政治の迷走、放漫財政を危惧しているのであろう。さらに、インフレリスクが高まっている。アメリカは9月以降、利下げを開始し、量的金融引き締め(QT)は停止する。
超金融緩和だ。これはハイテク中心の NASDAQ総合指数を押し上げるだろう。さらに、第4次産業革命である。AI(人工知能)を軸にIoT、ビッグデータ、ロボティクス、ブロックチェーン、 データセンターなどサイバー空間と現実世界が融合する。人間の判断、知能領域にAIが入り込み、社会構造を激変させる。
アメリカ市場では防衛AIのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>、ステーブルコインのサークル・インターネット・グループ<CRCL>、AIサーバーのコアウィーブ<CRWV>など新興企業が次々に登場している。データセンター関連のマイクロン・テクノロジー<MU>、シーゲイト・テクノロジー・ホールディングス<STX>は完全復活である。
日本企業ではデータセクション <3905> [東証G]がデータセンター事業によって業容一変の夢が膨らみ、GMOインターネット <4784> [東証P]はグループ再編を断行、ネット基盤事業がメインになる。ETSグループ <253A> [東証S] は電力工事が売上高の8割を占める。電力需要は急増する。飛躍が期待できる。
個別銘柄では男性コスメのリップス <373A> [東証G] 、パーキンソン病治療薬を開発中(最終段階)の住友ファーマ <4506> [東証P]、株価底入れ、業績浮上が見込めるペプチドリーム <4587> [東証P]、大出直り、再騰開始のフジクラ <5803> [東証P]に妙味があろう。
2025年7月18日 記 株探ニュース