“秘匿性高いアプリ”どう解析?40代男が栃木強殺“主導”か…逮捕状も東南アジア逃亡
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栃木県で起きた強盗殺人事件で、指示役とされる夫婦の“さらに上”の立場として犯行を主導した可能性がある、40代の男の存在が明らかになりました。警察は逮捕状を取りましたが、東南アジアに逃亡した可能性があります。
スマホの解析で存在明らかに
栃木県上三川町で発生した強盗殺人事件は28日で2週間。これまでに逮捕されているのは6人。実行役とされる高校生4人と、指示役とみられている竹前海斗容疑者(28)と妻の美結容疑者(25)です。しかし、捜査関係者への取材で竹前夫婦のさらに上の立場にいたとみられる男が新たに浮上しました。
男は40代で、逮捕されている6人と同じ神奈川県在住。警察はこの男について、すでに逮捕状を取得しているということです。押収したスマートフォン、秘匿性の高い通信アプリの解析などで存在が明らかになった40代の男。海斗容疑者と何らかの関係があったとみられています。
逮捕状取得も東南アジアに逃亡
捜査関係者は強盗殺人事件について、見ず知らずの人をSNSで集める形の“闇バイト”ではないとしています。では、40代の男は事件にどう関与していたのでしょうか。犯行グループの構図を整理します。
少年の1人は「竹前夫婦に頼まれた」という趣旨の供述をしているといいます。その少年が知人などに声をかけ、集まったのが4人の実行役。そして、4人に対して役割や上下関係を明確にしたうえで、指示を出していたとされるのが竹前夫婦。今回浮上した40代の男は、竹前夫婦より上の立場で犯行を主導していた可能性があるということです。
海斗容疑者は事件後、韓国経由でフィリピンのマニラに出国しようとした直前に身柄を確保されました。一方、40代の男は、捜査関係者によりますと、事件の数日後にすでに出国していたといいます。中国にわたり、東南アジアへ逃亡した可能性があるということです。男が最終的にどこに向かったのかは分かっていません。
一方、捜査にもう1つの動きも。事件が起きた現場付近では、事件の1カ月ほど前から不審な車両が目撃されていました。
不審車両の1台に乗っていた渡邊昌英容疑者(41)が27日に再逮捕されました。
強盗殺人事件で逮捕された6人とは異なる経緯の供述。警察は、強盗殺人事件を起こしたグループとは別のグループだとみているといいます。つまり、2つのグループが近い時期に現場周辺で動いていたということです。捜査関係者は、強盗殺人事件を起こしたグループについて「他に指示役などがいる可能性も否定できない」としています。下見をしていたとみられるグループと「上でつながる可能性もある」として、警察は実態解明を進める方針です。
警察庁のサイバー捜査課長や、国際的な捜査機関インターポールの幹部なども歴任した、棚瀬誠さんに話を聞きました。
(Q.スマートフォンの解析は、具体的にどんなことを行った)
(Q.40代の男が、中国を経由して東南アジアへ向かった理由は)
(Q.海をまたいでの捜査はどうなる)
捜査関係者は「海外での捜査は国内に比べてハードルも高く、時間がかかる可能性もある」としています。