【青葉賞】(東京)後方で脚を溜めたエネルジコが馬群の外からまとめて差し切り無敗で大舞台への切符を掴み取る|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI

東京11Rの第32回青葉賞(3歳GII・芝2400m)は1番人気エネルジコ(C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分24秒8(良)。クビ差の2着に2番人気ファイアンクランツ、さらにハナ差の3着に4番人気ゲルチュタールが入った。

エネルジコは美浦・高柳瑞樹厩舎の3歳牡馬で、父ドゥラメンテ、母エノラ(母の父Noverre)。通算成績は3戦3勝。

レース後のコメント

1着 エネルジコ(C.ルメール騎手) 「ずっと伸びてくれましたが、前の馬もとても頑張っていたので、最後の最後だけ届きました。嬉しいです。今日は3回目のレースで、テンションがレース前に少し上がっていました。心配しましたが、スタートのあとすぐに落ち着いて、リラックスして走っていました。2400mも問題なかったです。この馬はまだ経験が浅く、まだ子供っぽいです。まだ良くなると思いますので、ダービーでトライしないといけないです。(自身のJRA通算2000勝について)お待たせしました。10人しかいないジョッキーのグループに入りました。本当に嬉しいです」

(高柳瑞樹調教師) 「調教の感じとレースの感じが良い意味でリンクしない馬です。普段は頼りないのに、レースへ行くと変わります。これまで扱ったことのないタイプです。今日も気持ちの昂りはいくらかありましたが、前走よりはゲートも出て、レースを組み立てやすかったと思います。ダービーまで、一週延びたのはこの馬にとっても良いことだと思いますし、回復を見ながら進めていきたいと思います」

2着 ファイアンクランツ(J.モレイラ騎手) 「レース前にちょっとテンションは高かったのですが、いいスタートを切れました。内に入るまで少し時間はかかりましたが、ポジションを取ってからはリズムよく運べました。長く良い脚を使うイメージでしたし、力は出し切ってくれましたが、1頭に負けてしまいました」

3着 ゲルチュタール(A.シュタルケ騎手) 「もう少し前めでレースをする予定でしたが、スタートしてから行きっぷりがもうひとつであの位置からになりました。道中は集中して走っていましたし、最後まで頑張ってくれました。ポテンシャルは高く、次はもっと良くなるでしょう」

4着 レッドバンデ(佐々木大輔騎手) 「スタートはゆっくりでした。1、2番人気の馬と上がり勝負をするときついと思ったので、ロスなく運んで直線も内へ行きました。うまく内が空いて、勝ったかなと思いましたが最後にふわっとしてしまって...そのぶんがもったいなかったです。ダービーの権利が取れなくて残念です」

5着 アマキヒ(横山武史騎手) 「何とか権利を取りたかったですね。まだまだこれからですがとても良い馬です。直前の雨も影響はなく、開幕週でペースが流れてポジションはうまくいきました。最後も脚は使っていますが、切れ負けしました。先々になればもっと走れると思います」

6着 ホウオウアートマン(戸崎圭太騎手) 「今までのレースを見て、今日がファーストコンタクトでした。返し馬から行きっぷりが良く、ブリンカーも効いていたと思います。道中の進み、追走も楽でしたし、前々で頑張ってくれました」

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