【無制限1本勝負】おすすめギョウザ選手権! 編集長が「1番美味い!」というギョウザはどれだ?
編集部のメンバーがおすすめ商品を持ち寄り、当サイトの編集長GO羽鳥がジャッジする「おすすめ○○選手権」。今回は前回「チャーハン」に続いて羽鳥の好む料理のひとつ「餃子」で勝負を行いたい。それぞれがお気に入りの商品を持ち寄って、羽鳥にジャッジしてもらう。
羽鳥は以前、編集部の原田と共に全国各地の餃子を取り寄せて品評する「羽鳥と原田の餃子道」を連載していた。そのため味についてはもちろん、知識についても相当蓄えているはず。そんな彼はメンバーのおすすめ餃子をどう評価するのか?
餃子バトルの開幕です!! 今回もちゃんと動画を用意したぞ!
・餃子で勝負!
この企画は知識とこだわりがものをいう。しかしながら、今回のテーマについては、メンバーよりも羽鳥の方が知識もこだわりも上回っていることが明白。餃子道連載時には約100種もの餃子を品評しているので、ハンパな商品を用意すると、ダメ出しされる可能性も十分に考えられる。
したがって、商品選びはいつもより注意する必要がある。とはいえ、餃子知識人の羽鳥といえどもすべてを知っているわけではない。過去の連載を参考に、彼の知識の盲点をつけば勝利を得られるかもしれない。
さて、改めて戦績を振り返ってみよう。前回のチャーハンは砂子間が勝利して、2つ目の勝ち星を得た。首位は変わらず私(佐藤)が6勝。次いで古沢・砂子間の2勝、Yoshio・御花畑・あひるねこ・サンジュンが1勝ずつとなっている。
ここのところ勝利のない私は、ジワジワと差を縮められている。このまま行くといずれは……。
先にも述べたが餃子道は羽鳥と原田の二人三脚による連載だった。ということは、原田は羽鳥の好みを知っているはず。連載時に絶賛した商品のこともよく覚えているのではないだろうか。つまり原田にとっては良い条件の勝負のはず。
ここで勝たなければ、これまで2人で培ってきた時間がムダになるとも言えるだろう。勝利を得られなかったとしても、上位に食いこまなければいけない。そのプレッシャーを跳ね除けて勝てるか?
前回のチャーハンに続いて今回も中華だ。すると、同じお店の商品で挑戦するメンバーもいるはず。さあ、どんな餃子が出揃うのか? では、さっそくメンバーの購入商品を紹介していこう。なお、メンバーの名前のあとについている星印は、1番を取った回数を示している。
◆佐藤英典☆☆☆☆☆☆ 紀ノ国屋「特製水餃子(冷凍)」 税込1350円
佐藤「今回みんな焼き餃子でくるはず。だからあえて水餃子で挑戦。茹で立ての温かいものを提供できるので、これで勝てるはず! 別途、胡麻辣油を準備してみました」
◆御花畑マリコ☆ 馬賊「手打餃子」 税込600円
御花畑「日暮里の名店「馬賊」の手打餃子です。私、コレ大好きで5~6回は食べてます。皮が美味しい餃子です」
◆P.K.サンジュン☆ 随園別館「水餃子」 税込500円
サンジュン「編集部御用達の「随園別館」の水餃子です。この餃子は、タモリさんも好きな餃子として有名で、この味がわかんなかったら、羽鳥さんはもう餃子の記事書かないでほしい」
◆Yoshio☆ 銀座アスター「餃子」 税込648円
Yoshio「前回、銀座アスターのチャーハンで挑んだけど、レンチンしてなくて負けてしまいました。悔しいので、今回もアスターでチャレンジ。今回は温めたので勝つぞ!」
◆中澤星児 青葉「青葉特製焼餃子」 税込748円
中澤「前回に続いて歌舞伎町・青葉で挑戦。前回も言ったけど、このお店は全盛期(1997年)のビビアン・スーのサインが飾ってあるんすよねえ。今回こそスーで勝ちたいと思います」
◆砂子間正貫☆☆ 皇朝「BIG焼き餃子」 税込975円(1個税込195円)
砂子間「新宿高島屋で買ってきました。横浜中華街の肉まん世界チャンピオンの「皇朝」の餃子です。1番人気は「黒豚餃子」だったんですが、羽鳥さんは見た目に弱いので、あえてBIG餃子を買ってきました。これで勝ちます」
◆原田たかし 餃子専門店 正嗣「冷凍餃子」1箱30個入り税込1200円(送料別)
原田「正嗣の餃子です。これしかないでしょう! 宇都宮の実店舗で並んで食べたくらいなので、これしかないでしょう!」
◆古沢崇道☆☆ バーミヤン「本格焼餃子」 税込323円
古沢「前回バーミヤンで最下位だったのでリベンジです。羽鳥さんは6年前の記事で、バーミヤンの餃子を絶賛していたので、きっとコレを選んでくれるはず。今回は僕が1位を頂きます」
以上、8名参加で8品が出揃った。やはり私の予想通り、8品中6品が焼き餃子で、意外にもサンジュンも水餃子を選んできた。焼き餃子と水餃子の選択は、順位にどんな影響を与えるのか!? 餃子知識人はどんな厳しい審判を下すのだろう。今回もかなり荒れそうだ。
では、ジャッジ羽鳥の入場です!
羽鳥「はい、今日もお願いします! わ~、いろいろあるねえ」
羽鳥「う~ん、どうしようかな。最初はいっつも悩む」
羽鳥「じゃあ、最初はコレ。シュウマイみたいなヤツ」
砂子間「それシュウマイなんじゃないですか?」
中澤「じゃあ、失格ですね」
サンジュン「なんでだよ、餃子だわ」
羽鳥「ほんとにシュウマイじゃない?」
中澤「じゃあ失格ですね」
サンジュン「餃子だっつってんだろ」
羽鳥「餃子なのか~……、食べるよ」
サンジュン「買った本人が餃子だって言ってんのに……」
羽鳥「う~ん、美味しいね。ただ……」
サンジュン「ただ?」
羽鳥「やっぱりシュウマイみたいだけどね」
中澤「じゃあ、やっぱり失格ですね」
サンジュン「いい加減にしろ」
羽鳥「じゃあ、次コレね。器に入ったヤツ。1つひとつが小さいな」
羽鳥「これはこの胡麻辣油をかけるんだよね」
佐藤「それでお願いします」
羽鳥「う~ん、小さいからちょっと味弱いかな」
羽鳥「それから辣油はいらねえや」
佐藤「くっ……、余計な小細工をしてしまったか」
サンジュン「調味料の力を借りるなんてやり方がせこい」
砂子間「調子に乗ってますね」
佐藤「お前は一言多いんだよ。品行方正なフリして、口悪いよな」
羽鳥「この辺でそろそろアレ行っとくかなあ。俺にはわかるよ」
原田「……」
羽鳥「コレはアレでしょ。わかるよ、わかるよ」
原田「……」
羽鳥「うん、やっぱり。この生姜の味は間違いない、アレだな」
羽鳥「知ってる味だな」
サンジュン「ある意味、発見のない面白くない味かな」
羽鳥「慣れ親しんだふるさとの味だよね」
羽鳥「次のコレは「銀座アスター」って書いてある。見えちゃってるね」
サンジュン「前回1位になったところを買ってくるのは卑怯」
砂子間「卑怯っすねえ」
Yoshio「ほんとそういうの言うべきじゃないよな」
佐藤「ほんとに怒ってるぞ」
Yoshio「真剣に選んでんのに、お前らふざけんなよ」
羽鳥「じゃあ、まあ、アスター頂きますよ」
羽鳥「なんだかんだ言って、アスターはちゃんと美味いんだよねえ」
Yoshio「だから買ってるのに、お前ら茶化しやがって……」
羽鳥「次はこの真ん中のヤツ、行きます」
佐藤「馬賊かな?」
羽鳥「あ゛ーー!」
サンジュン「ジャイアント馬場みたいな声出しますね(笑)」
羽鳥「スゴイな。皮が口にまとわりついて来る。逃げられない関節技を決められたみたいだ」
羽鳥「次はその隣のデカいヤツ、行くよ」
佐藤「それは皇朝のBIG餃子かな」
羽鳥「皮が甘いなあ、スイーツみたいに甘い」
佐藤「甘いのはどうなんだろうなあ」
羽鳥「プラスです。プラス要素ですよ。こういうのある」
羽鳥「次はこっちの箱のヤツ、行きます」
羽鳥「コレはねえ~……」
古沢「どうですか?」
羽鳥「冷たいなあ~、冷たいのはな~……」
サンジュン「思いやりが足りないんじゃないか?」
佐藤「前回冷たくて負けたヤツがいるのに」
古沢「ええ~~! もしや、また……」
羽鳥「それで最後はコレかな」
佐藤「それは歌舞伎町の青葉かな」
羽鳥「ほほ~、なるほどね」
中澤「それはどういう反応?」
羽鳥「今回もムズイね。いくつかもう1回食べさせてもらうよ」
佐藤「どうぞ、好きなだけ。食べてもらうために買って来てるんだから」
羽鳥「ヨシ、決めました! 順位発表します」
羽鳥「1位はコレ。皮がまとわりつくヤツ」
佐藤「馬賊だね」
御花畑「やったー! 2勝目!!」
羽鳥「2位はコレ、正嗣です。焼き方でもう少しポテンシャルを引き出せるかな」
原田「ありがとうございます!」
羽鳥「3位はアスター」
Yoshio「オッシャ、アスターは何を食ってもウメえんだよ」
羽鳥「4位はこの皮の甘いヤツ」
砂子間「あざっす! 上位に滑り込み」
羽鳥「5位はこっちの水餃子」
サンジュン「これで500円だから、コスパも含めて優秀だと思うんだよなあ」
羽鳥「6位はコレ」
中澤「スー、負けたよ、スー。また負けた……」
羽鳥「7位は小さい水餃子。やっぱ小さいから味が弱かったかなあ」
佐藤「ビリじゃなくて、ありがとうございます」
古沢「あ~~……」
羽鳥「最後はコレね」
古沢「それバーミヤンですよ。6年前、美味しいって言ってたのに。バーミヤンで2連敗するとは……」
羽鳥「常にアップデートしてるんですよ。6年前より俺も味にうるさくなってるから」
そして毎回恒例になっている全員で食べ比べ。この時、噂の正嗣の美味しさにみんな驚いていた。そして、今回1位の馬賊の美味しさにも納得。名店と言われるだけあることを実感したのだった。
そんなわけで、今回は御花畑が勝利して2勝目を挙げた。さて、次回は「コンビニスイーツ」を予定している。ノンジャンルなので、かなり幅広く商品が集まる予感がするぞ。ではまた次回、お会いしましょう~!!
執筆:佐藤英典 Photo:Rocketnews24
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