米国株式市場=米中協議控え小動き、トランプ氏の関税発言見極め
米国株式市場はほぼ変わらずで取引を終えた。5月7日、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米国株式市場はほぼ変わらずで取引を終えた。週末にスイスで開かれる米中貿易協議を前に、投資家が対中関税に関するトランプ大統領の発言を見極めようとしたためだ。
トランプ大統領はこの日、トゥルース・ソーシャルへの投稿で「中国は米国に市場を開放すべきだ!」「中国に80%の関税をかけるのは正しいようだ」などと述べた。 もっと見る
今週末の協議は初期段階のものだと見る向きも多かったが、トランプ大統領は8日、実質的な協議を期待していると述べていた。
週間では、S&P総合500種は0.47%下落、ナスダック総合は0.27%下落、ダウ工業株30種は0.16%下落した。
S&P500の主要11セクターでは、エネルギー(.SPNY), opens new tabが1.1%上昇し、上昇率トップとなった。原油価格は米中会談を前に楽観的な見方から上昇した。一方、ヘルスケア(.SPXHC), opens new tabは1.1%下落し、この日最も振るわなかった。
オンライン旅行代理店のエクスペディア・グループ(EXPE.O), opens new tabは7.3%下落。四半期業績が予想を下回った。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.35対1の比率で上回った。ナスダックでは値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.06対1で上回った。
米取引所の合算出来高は160億3000万株。過去20営業日の平均は164億7000万株だった。
LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場
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