C大阪は第1戦4-1から第2戦0-4のルヴァン杯大逆転敗退…悔しさ飲み込む香川真司「サッカーに偶然はない」

大逆転負けを喫したC大阪

[6.8 ルヴァン杯POラウンド第2戦 横浜FC 4-0 C大阪 ニッパツ]

 大逆転でルヴァンカップ敗退が決まった。セレッソ大阪は第1戦で4-1と勝利したが、第2戦を0-4で落とし、2試合合計4-5で逆転を許した。MF香川真司は「チームとして誰もが痛みを伴う敗戦」と悔しさを噛みしめた。

 前半42分、GK福井光輝が相手の決定的な得点機会を阻止したことでレッドカードを受けた。1点を返され、さらにその後の試合展開も数的不利となった。アーサー・パパス監督は「レッドカードが試合を変えてしまった」と会見で語る。

「最後はフィジカル的な能力で相手に上回られてしまった」(パパス監督)。連戦の疲労も加わり、徐々に守勢へ。後半32分、44分の失点で2試合合計4-4。延長前半14分の失点で試合をひっくり返され、2試合合計4-5の大逆転負けを喫した。  ベンチスタートの香川は延長戦から出場した。チームで組んだ円陣のなかで声を張り上げ、仲間を鼓舞。自らチームをけん引し続けたが、勝利に導くことはできなかった。「この敗戦は自分たちで招いたもの。一人ひとりでも、チームとしてもそう。そういうところは自分たちに原因があった」と肩を落とした。  この負けを糧にするしかない。香川は「サッカーに偶然はない」と敗戦から目を背けない。「何かしらに隙があった。痛みを伴う夜になると思うけど、また明日から顔を上げて、次の試合まで時間はないので。切り替えてやっていきたい」。俯く視線を11日の天皇杯に向けていた。 (取材・文 石川祐介)●ルヴァン杯2025特集▶お笑いコンビ・ヤーレンズのサッカー番組がスタート!

関連記事: