高校野球:日大三が延長戦制し14年ぶり決勝進出、県岐阜商は2試合連続のタイブレイクで力尽きる : 読売新聞

最後の打者を内野ゴロに仕留め、笑顔でハイタッチする日大三の近藤(21日)=佐伯文人撮影

 第107回全国高校野球選手権大会は21日、甲子園球場(兵庫県西宮市)で準決勝第1試合が行われ、日大三(西東京)が県岐阜商(岐阜)を延長十回、4-2で下し、優勝した2011年以来の決勝進出を果たした。

1回日大三1死2、3塁、田中諒が先制の適時内野安打を放つ(21日)=沢野貴信撮影

 日大三の先発は背番号15の根本智希、県岐阜商は背番号1の柴田蒼亮。

 先攻の日大三は初回一死二、三塁から4番の田中諒のショートへのタイムリー内野安打で1点を先制した。

 県岐阜商は二回無死一、三塁から横山温大のライトへの犠牲フライで同点とする。

 日大三は四回一死二塁の好機にあと一本が出ず。

5回県岐阜商2死1、2塁、坂口が勝ち越しの適時打を放つ(21日)=大塚直樹撮影

 県岐阜商も四回一死二、三塁とする。日大三はエースの近藤優樹に継投し、このピンチを無失点でしのぐ。

 県岐阜商は五回二死一、二塁から、準々決勝でサヨナラ打を放った坂口路歩が右前に勝ち越しの適時打を放った。

 日大三は六回無死一、二塁とするが、二塁走者の捕手からのけん制死などもあり無得点。県岐阜商はその裏、三者凡退。

 日大三は八回一死一、二塁から近藤優樹の中前適時打で同点とする。

 日大三は九回二死一、三塁とするが、あと1本が出ず。

 九回裏は三者凡退で、県岐阜商にとっては2試合連続でタイブレイクの延長戦に突入した。

力投する県岐阜商先発の柴田(21日)=沢野貴信撮影

 日大三は十回、送りバントで一死二、三塁とし、近藤優樹、櫻井春輝の連続適時打で2点を勝ち越した。

 県岐阜商は十回、敵失で一死二、三塁としたが、後続を断たれた。

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