【直前インフォメーション】J1-12[H] セレッソ大阪戦のポイント(25.4.25)
千田海人のコミュニケーション能力の高さは堅守を支える要因のひとつだ。
J1第12節、16位の東京ヴェルディ(勝点11/2勝5分4敗 得失点-5)は、14位のセレッソ大阪(勝点13/3勝4分4敗 得失点0)と19時から味の素スタジアムで対戦する。ゴールをこじ開け、6試合ぶりの勝利をつかみたい。
■ゴールを割らせなかった水際の好守
マルシーニョがスルーパスを出し、一気に加速するエリソンの前には広大なスペースが広がっていた。川崎フロンターレのカウンターアタック。置き去りにされそうになった千田海人が懸命に付いていき、並走に持ち込む。
エリソンがドリブルでボックスに侵入し、ゴールは目の前だ。このとき谷口栄斗がフルスプリントで戻ってきているのを千田は目の端で捉え、おそらくエリソンには見えていないだろうと踏んでいた。かすかではあったが、重要なアドバンテージだった。
「エリソン選手が最後は利き足の左に持ち替えたがる傾向があるのは頭に入っていました。ただ、あの深い位置まで入られると右でズドンの可能性もある。それぐらいは簡単にできるストライカーですから。よって、僕としてはニアをマテウスに任せ、ファーのシュートコースを消しつつの対応になりました。栄斗が戻ってきてくれて助かりましたよ。あいつがいなかったら、ファーを少し空けても絶対に切り返させないように対処するしかなかった」
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