「太ったね、俺と同じくらい」バイト先での男性客の一言に衝撃 恋人にも振られ決意したダイエット 4年で32キロ減…XS服が“すんなり入る”体に

「ほぼ同じ場所で撮ってみた」──。そんなひと言と共に投稿されたビフォーアフター写真が、大きな反響を呼んでいます。写っていたのは、4年間で76→44キロと、32キロの減量に成功した女性・紅葉さん(@momiji_1007)。大学進学を機に運動量が激減し、太り始めた体型に悩んでいたという紅葉さんが、見た目だけでなく内面にも変化を遂げるまでの道のりには、多くの反響と共感の声が寄せられています。

体重はMAX時で76kgあったそう/紅葉さん(@momiji_1007)提供

44kgまで痩せた紅葉さん/紅葉さん(@momiji_1007)提供

体重が増えたきっかけは、高校時代に打ち込んでいたバレーボールをやめたことでした。大学では運動する機会が減った一方で、スナック菓子やファストフードを頻繁に食べる生活が続いたといいます。やがて体型の変化を自覚するようになり、「あぐらしか座れない」「Mサイズやフリーサイズが着られず、ゴム製の服ばかり選んでいた」と当時を振り返ります。

ダイエットを決意する直接のきっかけは、アルバイト先での心無いひと言でした。体格の大きな男性客に「紅葉ちゃん、最近太ったね?」「俺と同じくらいじゃん(笑)」と声をかけられ、外見へのショックを強く感じたといいます。「私は筋肉質なだけで、運動すれば痩せる」と思っていた考えが揺らぎ、「見返してやる」と一念発起したそうです。

周囲からの心無い声でダイエットを一念発起/紅葉さん(@momiji_1007)提供

「友人が陰で私の体型のことを揶揄していたことを偶然知ってしまい、そのショックからもダイエットのモチベーションが生まれました。また、当時付き合っていた恋人からフラれたこともダイエットを決意した一因です。その時も、『痩せて見返してやる!』と強く思った記憶があります」(紅葉さん)

ダイエットの初期は、とにかく運動量を増やすことに注力していたといいますが、「結局、食べすぎていたら意味がない」と実感。スポーツに適した身体づくりを目的とした過去の“食トレ”とは異なり、現在は「自分の身体を労るために必要な栄養素を理解し、日々の食事を見直すこと」を重視しています。

体質改善を目的に、月2回までのペースでファスティングも導入。断食ではなく準備食と回復食を中心とし、「味の好みや肌のハリが変わってきた」と語ります。有酸素運動や筋トレを取り入れた宅トレも継続し、お風呂あがりにはストレッチやリンパマッサージを習慣に。「日々の全てをダイエットに捧げたと言ってもいいくらい」と語るように、努力を積み重ねてきました。

紅葉さんのスナップショット/紅葉さん(@momiji_1007)提供

体重が順調に減る一方で、「50kg台までは比較的スムーズだったが、そこから40kg台に落とすのが難しかった」と停滞期の苦労も告白。「太っていた期間を考えれば、すぐに痩せられるはずがない」と言い聞かせながら、地道に継続してきたといいます。

モチベーション維持のため、XSサイズの洋服を部屋に飾っていたこともあったそうです。

「最初は無理に着ようとして破ったこともあったけど、今ではすんなり入るようになりました」(紅葉さん)

外見の変化により周囲からの反応も一変。「『可愛い女の子から綺麗な女性になった』と言われるようになり、エスコートされることも増えました」と笑顔で話します。さらに、内面にも変化が生まれたといいます。

「自信がついたことで、他人と比較せずに自分を大切にできるようになりました」(紅葉さん)

「痩せて二の腕の出る服を着られるようになった」という紅葉さん/紅葉さん(@momiji_1007)提供

「まずは、明確なゴールを設定することが大切」と話す紅葉さん。

「目標がないと、がむしゃらに努力してもリバウンドしたり、うまくいかない原因を他人に求めたりしてしまう。外見に自信がないと、無意識に他人と比較して落ち込みやすくなると思います。まずは現状を正しく見つめること。これはダイエットに限らず、仕事でも同じです」(紅葉さん)

現在は、ダイエットアドバイザーとしてSNSを通じて自身の経験やノウハウを発信。過去の自分と同じように悩む人の力になれたらと考えています。

「『変えられるのは自分だけ』というのが、私が伝えたいことです。誰かが痩せさせてくれるわけじゃない。だからこそ、同じように悩む人のサポートをしたいと思っています。『痩せて人生が変わった!』と報告してもらえたら、本当にうれしいです」(紅葉さん)


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