200馬力の“最強「ロードスター」”に早くも乗った! 全方位的に走りは“格上” マツダのテストドライバーも太鼓判の“バーチャル試乗”で操った「12R」の印象とは
ここへ来てがぜん注目を集めているモデルといえば、正式発表を今秋に控える「マツダ・スピリットレーシング・ロードスター」でしょう。
モータースポーツ活動を展開するマツダのサブブランド“マツダ・スピリットレーシング(以下、MSR)”が、「スーパー耐久シリーズ」参戦で培った技術やノウハウをND型「ロードスター」のソフトトップモデルにフィードバックしたスペシャルモデル。そんな話題のモデルに、いち早く試乗(?)することができました。舞台は東京都江東区にあるポリフォニーデジタル社の東京スタジオです。
MSR初の市販モデルとなる「MSRロードスター」は、日本仕様のソフトトップでは初となる2リッターエンジンや専用の足回りを採用するなど、モータースポーツ活動で得た知見を活かし、さらなる性能アップが図られています。
また、エクステリアのエアロパーツやアルカンターラを多用したインテリアなど、質感の高い内外装を組み合わせており、所有欲を満たす大人のためのボーイズレーサーに仕上がっているのもポイントです。
そんな「MSRロードスター」には、スタンダードモデルのほかに200台限定となる高性能バージョン「MSRロードスター 12R」が設定されることも明らかになっています。
この「12R」のエンジンは、吸気ポート研磨が施されるとともに、専用のカムシャフトや低抵抗ピストンなどを採用。その最高出力は、ノーマル比プラス16psとなる200psを目指しているといいます。
そんなスペシャルモデルである「12R」ですが、限定200台ということで誰もがオーナーになれるわけではありません。しかし、バーチャルの世界では、すでに試乗も所有も思いのまま。なんと実車はまだ正式発表前だというのに、リアルドライビングシミュレーター『グランツーリスモ』シリーズに「12R」が収録されたのです。
ドライビングを楽しめるのは「PlayStation 5/PlayStation 4」向けの最新版ソフト『グランツーリスモ7(以下、GT7)』。すでに「GT7」の「ブランドセントラル」において、「12R」のデータが購入可能となっています。
その価格はCr.12,000,000。「GT7」内では「ロードスターS」がCr.2,495,000で販売されているので、「12R」はやはり特別な存在であることが分かります。
●マツダのテストドライバーも太鼓判を押す「GT7」の高い再現性
今回、正式発表前にいち早く「12R」が「GT7」に収録された理由について、マツダの担当者は「200台限定の『12R』の走りや魅力を、より多くの人に味わって欲しかったから」と説明します。
実車の正式発表前ということで、現時点で「GT7」上では「12R」のスペックは非公表。チューニングも非対応だといいます。もちろん、正式発表後後は詳細データの公開やチューニングの可否に関しても動きがあるようですが、それまではまず標準状態の走りを楽しんで欲しいとのことでした。
となると気になるのは、やはり「GT7」の再現性でしょう。その点、事前に「GT7」で試乗した「12R」の開発担当者らは、その完成度の高さに太鼓判。「MSRロードスター」のテストドライバーなどは、「そうそう、この感覚! この走り味だよ!!」と大満足だった様子で、その後の最終調整も、ブレーキや加速感などの微調整に留まったというのは、「GT7」の再現性の高さを物語っています。
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パワー感はもちろん足回りの動きもリアリティ満点
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【画像】「えっ!…」バーチャルでもドライビングが楽しい! これが発表が待ち遠しいマツダ「MSRロードスター」です(30枚以上)
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