日米ツアーで“初日”に違い 竹田麗央は5試合ぶりの予選落ち
◇米国女子◇リビエラマヤオープン 2日目(23日)◇マヤコバ エル カマレオンコース (メキシコ)◇6583yd(パー72)
79位から出た第2ラウンドは、悔しそうなそぶりが目立った。竹田麗央は1バーディ、4ボギー「75」とスコアを伸ばせず、通算7オーバー91位。米女子ツアーでは3月「フォード選手権」以来5試合ぶりの予選落ちとなった。
「あまり良いイメージが出ていないので、どういう球が出るのか打ってみないと分からない」。初日に苦戦したショット。ラウンドを終えてすぐに1時間弱の調整を行ってもスランプから抜け出せなかった。1番で左のラフからピンのほぼ真横につけても、打った直後の表情は硬いまま。2パットで沈めてパー発進とすると、2番はフェアウェイからの2打目をグリーン右に外して3オン1パット。3番、4番(パー3)と惜しいバーディパットが続いて天を仰ぐと、5番(パー5)でボギーが先に出た。
フェアウェイからの第2打が左に打ち出されたまま戻ってこず、レッドペナルティエリアへ。4打目はカップの向こうの傾斜で流れてオーバーし、2パットでボギーとした。この日唯一のバーディを奪った7番(パー5)も、4mのバーディパットをねじ込むまで悔しい表情が続いた。フェアウェイからウッドを振った2打目を見送って肩を落とし、ラフからの第3打が寄らずに息を吐く。9番もラフからの2打目でグリーンを外すなどして4オン1パットのボギー。後半も2つ落として初日の出遅れを取り戻せなかった。
国内ツアーで年間女王に輝いた昨年、予選ラウンドの平均ストロークは「69.3409」(2位)。第1ラウンド(R)も「69.2773」(2位)とスタートダッシュを切れていたはずが、米ツアーではここまでの10試合で第1Rの平均ストローク「70.2」(38位)、第2R「69.7」(15位)と初日から上がりきれない。「段々上がっていく感じなので、初日から良いスタートが切りたいと思っているんですけど。そこがこれからの課題かなと思います」と話した。
2025年 リビエラマヤオープン 2日目 竹田麗央 ハイライト
この動画は日本国内のみで視聴が可能です。US次週は2年連続2度目の参戦となる「全米女子オープン」(ウィスコンシン州エリンヒルズ)。「(今週は)コースが合っていないのか、打ちにくいのか分からないですけど、また違うコースに行けば良いかなと思う。予選落ちは悔しいですけど、しょうがない」と淡々と話し、すぐに練習場に向かった。(メキシコ・プラヤデルカルメン/谷口愛純)