倒れずに自律走行するEVバイク、巨大シーソーで自らバランスを取る

Image: OMOWAY/YouTube

コケないどころか無人で走る。

バイクは2輪車なので、横に倒れやすい乗り物ですよね。バイク乗りなら、立ちゴケの経験は1度くらいはあるはず。しかし最新技術を使ったバイクは、自らバランスを取るので倒れません。

目を疑う無人の自走バイク

中国広州のOMOWAYが開発した電動スクーター「Omo X」は、倒れないだけでなく自律走行まで可能な未来の乗り物。自動でスタンドの出し入れもでき、無人で駐車までできちゃいます。

前回の記事からちょっぴり進展があったようで、最新の動画が何本か公開されたました。まずは巨大シーソーに乗ってバランスを取る姿をどうぞ。

Video: OMOWAY/YouTube

地味な動画ですが、真ん中でシーソーを並行にしたまま保つのは凄いですよね。なんだか教習所の一本橋を思い出しますが…。

デュアル&360度サラウンドカメラに、加速度センサーとジャイロセンサーを使った慣性計測ユニット、ジャイロとモーターの同調とAIを使ったフルコントロールといった技術で倒れずゆっくり進みます。

濡れててもコケない

センサーが地表を検知し、濡れた路面のコーナリングでも倒れないようトルクをコントロールすることも。上記の技術のおかげでスリップしません。

Video: OMOWAY/YouTube

雨の中でコケたら痛いし濡れるし、カウルに傷が入って悲しいしでやるせないですからね。全てのバイクに欲しい機能です。

Video: OMOWAY/YouTube

また機械学習で何百万回もの走行を仮想的にシミュレーションしており、いろんなパターンの事故も想定内。クラウドを通じて常に学習しています。

組み替えると配達ロボになる

バイクの心臓部は、組み替えると1輪車ロボとして自律走行もできるポテンシャルを持っています。それを2台連結させると、これまた無人走行する配達ロボにトランスフォーム。

Video: OMOWAY/YouTube

1台ずつに分離して配達を分担することもできます。

Video: OMOWAY/YouTube

パーツの使い回しで別のモノになるなんて、レゴみたいですね。

最新技術を使った安全性の追求

他には前方車両と15mほどの距離を空けて走る「アダプティヴ・クルーズコントロール」や、前方の車が急ブレーキを踏んだら素早く回避したり、自動で減速する「衝突回避支援ブレーキ」を搭載。

後ろからの追突に備えて映像と警告を出すシステム、無人の自動駐車、専用の無線充電パッド上に駐車する自動充電など、便利機能が盛りだくさんです。

Image: OMOWAYe

最高時速は110kmで、フル充電での航続距離は200kmとのこと。

一時期流行ったビッグスクーターが、未来の技術を装備して令和に戻ってきた感じですね。近日中にジャカルタで予約販売が始まるそうです。

クルマはどうなのよ?

4輪車は自動運転の開発が盛んで、現在はWAYMOが無人の有料ロボタクシーを展開しています。

バスやシャトルも無人の運行が行われている場所がありますが、一般の市販車はテスラだと一部の国でユーザーの代わりに運転する「フルセルフドライビング(スーパーバイズド)」、メルセデス・ベンツにはナビを元に運転支援するSAEレベル2の「MB. DRIVE ASSIST PRO」があります。

2輪車でも4輪自動運転車なみのことができるOMOWAYは、何歩も先をリードしている感がありますね。

Source: YouTube, OMOWAY via electrekReference: WAYMO, TESLA, Mercedes-Benz

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