「自分を信じていました」プロ2年目の高野愛姫が今季4人目のツアー初V 4打差逆転「64」で4打差圧勝

◇国内女子◇ヨネックスレディス 最終日(8日)◇ヨネックスCC(新潟)◇6339yd(パー72)

プロ2年目の高野愛姫が最終日に4打差を逆転し、ツアー初優勝を飾った。6位から最終組の2組前でプレーし、9バーディ、1ボギーでツアー自己ベスト「67」を3打更新する「64」をマークした。通算15アンダーとして後続に4打差をつけた。

高野は優勝スピーチで大会関係者、ギャラリーへの感謝を述べた後「きょう、一つ夢をかなえました。(直近で)予選落ちが2試合続いて『私に優勝できる日が来るのかな』と思いましたが、すぐに勝ててうれしいです」と心境を語った。

3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」3日目に最終組を回った時に「私はここにいるべき人間ではない」と思ってしまい、78をたたいて優勝争いから脱落した。その反省から、今週は「もうそんなふうに考えず『私は優勝できる人間なんだ』と自分を信じて頑張りました」と覚悟を振り返り「まだまだ無名な私ですが、これで少しでも名前を覚えていただけたらうれしいです」と笑みを浮かべた。

アマチュア時を含めた前週までのツアー通算22試合で、最高位は3週前「Sky RKBレディス」の11位だった。トップ10経験のなかった20歳が、前週「リゾートトラストレディス」を制した2023年プロテスト同期合格の稲垣那奈子に続き、今季ツアー12戦目で4人目の初優勝者となった。

11アンダーの2位にツアー7勝のイ・ミニョン(韓国)。ツアー初優勝を狙い首位から出た宮田成華はルーキーの荒木優奈寺岡沙弥香と並ぶ10アンダー3位に終わった。

世界ランキング9位のキム・ヒョージュ(韓国)は6アンダー18位、昨年大会覇者の新垣比菜は1アンダー48位だった。

<上位成績> 優勝/-15/高野愛姫 2/-11/イ・ミニョン 3T/-10/寺岡沙弥香荒木優奈宮田成華 6T/-9/金澤志奈沖せいら菅楓華穴井詩 10T/-8/小祝さくらウー・チャイェン

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